去る9月16日。 大田区にある池上本門寺の本殿で開催された、 「新古今和楽奏」という演奏会に参加させていただきました。
出演者は、僕の笛の師匠でもある福原徹師を中心に、 太棹三味線の鶴澤津賀寿さんとピアノの中川俊郎さん、そして私、福原賢太郎の4人です。
普段の仕事では絶対にありえない、以外な組合わせですが、 古典あり、創作曲あり、即興ありのバラエティに富んだ、そして演奏者にとっても、すっごく楽しい演奏会でした。 徹師の巧みなプログラム編成に、毎度の事ながら感心してしまいます。
しかし、今回書こうと思ったことは、出演者のことではなく、 スタッフの人々のお話です。
今回の「新古今和楽奏」を主催していたのは、 「大田区まちづくり芸術支援協会」通称「asca」(アスカ)という、 NPO法人です。 毎年出演させていただいている、大田区洗足池での「春宵の響」もアスカの主催です。
先日、「新古今和楽奏」の打ち上げパーティーがあり、 そこで沢山のスタッフの方々と楽しくお話することができました。
色々な苦労話、裏話が飛び出していましたが、 全ての人に共通していたのが、なにかをやり遂げたという達成感。 皆さんとっても素敵な顔をしていました。
決して表舞台には上がることのない、裏方の人々。 でも、彼らがいなかったら公演自体が無かったんだなぁ・・ なーんて、パーティ会場の片隅で感慨にひたっておりました。
普段、演奏者としての立場なので、「公演を作りあげる」という感覚はあまりありません。 これから若衆組で少しでもそんな感覚が味わえるように、頑張って色々と企画していきたいと思います^^
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