俳優ユースケ・サンタマリア氏を個人的趣味で鑑賞...いえもと(改名しました)

こちらでは、ユースケ氏の出演作品の中から、後世に残したいとまで気に入った作品&ここまでこのドラマを食い入るように観てるのって私だけだろうと思ったドラマを、筆者が勝手に必要以上に評価させて頂いています。ネタバレ有です。
ドラマのあらすじを知りたくない方にはお勧めできません。
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真下君はいいんだけども、どうしちゃったの踊る3自体は。 - 2010年09月02日(木)

「踊る大捜査線MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」については
ここに書きとめておくかどうしようかこの一ヶ月考え中でしたが。
敢えて書いとくかなー。


氏の出演している作品で、2回目も観ようとチラとでも思わなかったものはこれ。

どうしてあの踊るの世界でここまでつまらなくできるのか、お金がもったいないと思う。
それは真下君のせいでもユースケ氏のせいでも何でもない。ていうかユースケ氏はもっとこれの製作者に対して怒ってもいいのでは(けど大人だから怒ったりはしないでしょうが)。

ところどころ笑いどころはあったんだけど、ホント、どう観ればよかったんだろう。わからない。
もしかしたら今までの踊るをすっかり忘れて記憶を失くしてから観たなら、これはこれでギャグのジャンルとして落ち着いて観られたのかな?
いや笑いに徹するにしては脚本も演出も物足りないし。
せっかくの豪華キャストが泣いちゃうでしょ。
突っ込みたい部分は数々あれど、一番不可解なのは、最後に真奈美のことを抱えて青島が脱出するところ。
あれができるんなら最初からやれば。ていうか警察総勢でさっさと抱えて救出するのなんてわけなかっただろうし。
また、青島が堅い壁を木片で衝くシーンも理解できないし、
これはお伽噺か、何かの比喩かな。
システム解除は電源落として解決〜♪なんて、オチとしてがっかりだ!観客を馬鹿にしてるよ。
そもそも署の引っ越しをあんなにこれ見よがしに目立つように一日でやってしまうわけがないでしょう警察が。
セキュリティ甘過ぎて感情移入できやしない。間抜けにも限度というものがあるよ。
もっと、隙がなくキチンとした警察のグッジョブでプロフェッショナルなところに意外な間抜けがあるからこそ、メンコイんであって、それが
こんなに抜けすぎてダメ過ぎてる仕組みだったら、前提から何からもう崩壊するでしょ。
事件解決の道のりは、もっとまっとうに、知的な技で揺さぶってきて欲しかった。焦らしておいて、あれじゃーあんまりだ。
で、誰かあの「目には目を」の台詞の意味というか意義を教えてほしい。ついぞ分からなかった。私の脳が弱いからか。

どこかの中学生の昼寝中の夢を垣間見ているようだった。
あんなにご都合主義の、リアリティがないにも程があるストーリーで
3時間近くも客席に縛りつけられるのだと分かっていたなら、最初から私は、
新湾岸署のセレモニーの部分だけを、ラスト10分だけを、
観に行けば良かったと思いました。(涙)

あ、いや、最初のほうの魚住さんも懐かしくステキだし、和久君が良い味出してるし、
誰より何といっても
真下君が、ドラマ連続放送の頃の真下君に戻ったかのような可愛らしさ。
いくら警察がその威信に関わるような深刻な失態をやらかしていようがそれとは別に
平和でのんびりとした雰囲気を醸しつつ
どこか人を喰ったような能天気でお調子者なコメントを発するところが
「あの交渉人真下正義の時に見せたあのアレはどこにいったの、やっぱり夢だったの?テレビドラマの世界に帰って来ちゃったのかい?」と癒し系の苦笑を誘ってくる。
だから、そういう役者さんの演技の美味しいとこをつまみ味わうだけのためにDVDは買おうかな。じゃなかった、借りようかな。
いや、いつかフジテレビから録画するチャンスを待とうかな。



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