2017年10月16日(月) |
CS廃止論がちとおかしい |
15日に大雨の中で行われた阪神-横浜戦について賛否両論多々あるようですが、その中に「そもそもCS自体をやめてしまえ」という声が結構ある。
CS廃止論を唱える人は解説者も含めて少なくはない。
しかし、この廃止論者に言いたい。 あなたたちはわかってない!と。
ただ廃止を訴えるだけの人は、そもそもCSが何の為にあるのかすらわかっていないのだと思う。
CSは、144試合のペナントレースだけでは強弱が決まらないから、不足分を補おう!とか、Aクラスに入ったチームには日本一のチャンスを与えよう!とか、そんなことの為にあるわけではありません。あくまで存在理由は「収益を増やすため」なのです。
敗者復活を奨励する為の大会ではないんですよ。
客が一番入らない試合は何か? それは単純に「消化試合」です。 CS制度を導入すれば、この消化試合が圧倒的に減るのです。
もちろん、CS自体も大きな収入源になるし。
そのCSをやめろ!と言うのであれば、CSをやめても今と同等かそれ以上の収益を上げられる方法を提案するとか、あるいはCSをやってることによってどれだけ損失が生まれているかを示す必要があります。
CSは利益をあげているのです。
それをやめるわけがないでしょ!
それが興行ってもんだ。
ただただ「収入を減らせ!」と言われて「はい、わかりました!」なんて返事をする興行主がどこにいるんですか?
百何十試合も戦って1位になったチームが、たった数回の敗戦で敗退するのは可哀相・・・なんて感情論だけで廃止するわけがありません。
CSが導入されたことで日本シリーズの価値が落ちた、という意見はわかります。私も個人的にはそう思ってます。
けど、価値が落ちたと言っても実際にお客さんが入らなくなったとか、視聴率が落ちたとか、スポンサーが集まらなくなったとか・・・それなりの根拠を示さない限り、CSはなくならないし、やめる必要もない!という結論になるのが現実なのです。
本気でCSを廃止しろと訴える人は、消化試合でもお客さんを集められる方法とか、CS以上に注目度のあがるポストシーズンの案とかを示さなければ認められうわけがないのです。
反対するだけなら能無し野党と一緒でしょ。
民進党レベル。
ま、そんな意見は当然無視ですわな。
それが現実です。
個人的には、CSは現行制度を改善すべきだと思ってますが、やめてしまえ!とは思いませんね。
金が集まらなくなったら日本球界はますます冷え込みますよ。
CS反対論を公共の場で説く人は、そこまで考えて発言してもらいたいものです。
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