2017年03月25日(土) |
斉藤祐樹は最高の敗戦処理 |
斉藤祐樹と巨人の高木京のトレードの噂がある。
まあ、嘘っぽいけど。 でも巨人と日ハムならありえるかも?
そんな噂に対し、ネット上では「斉藤祐樹なんて使えねーだろ!」とか「いらねー」とか「もう人気もないっしょ」とか「高木のほうが活躍しそう」etc...
そんなネガティブな声が多い。
いやいや・・・ 交流戦で斉藤祐樹がコールされた時の東京ドームや甲子園の歓声をご存知ありませんか? すさまじい歓声ですよ。
彼ほどの有名野球人はそうはいません。
WBCで活躍した小林だってまだまだです。 ハンカチ王子の知名度には足元にも及びません。
プロスポーツ興行において「知名度」というのは非常に大切なのです。
それが全てとは言いませんが、ある意味では実力より重要なのです。
でもまあ、たしかに今の彼の実力では先発ローテーション入りは相当に難しいでしょう。 でもね・・・
今の彼に適任な役割があるじゃないですか!
それが『敗戦処理』です。
私は常々、敗戦処理は知名度の高い投手がすべきだと思ってるんです。
力が衰えた場合や怪我からの復帰のリハビリ的な感じで。 ドラフト1位の選手の育成の場でも良いかもしれません。
高いチケットを買って観に来てくれたファンのことを考えて欲しいのです。
優勝するチームだって勝率は6割台とかですよ。 4割以上は負けるんです。 その中には大敗の試合もいくつもあるでしょう。
せっかく遠方から足を運んでくれたファンに対し、なんの見せ場も無い大敗ゲームを見せるのはやっぱりよろしくないと思うのです。
ファンは悔しいじゃないですか。 つまらないじゃないですか。 金返せ!と思うじゃないですか。
でも、見所のない大敗ゲームでも、例えば斉藤祐樹が出てくれば「まあ、斉藤祐樹が見られたからいいか」と思ってくれるファンもいると思うんですよ。
もちろん全員が全員ではないでしょうけど。
しかし、高いチケットを買って球場に来てくれたファンへ、敗戦試合へのある程度の補てんにはなると思うのです。
晩年の小宮山投手がこの役を自ら志願してまっとうしてましたよね。 本当にエライ。 すばらしい。
それこそプロ意識!!
と私は思うわけで。
彼に続くそういう投手がいないのが本当に残念です・・・
プライドとかもあるんでしょう。 活躍した選手ほど高いのでしょう。 そんな役回りするくらいなら引退する!とかなんでしょう。
でもね・・・プロなんだから。お客さんをいかに楽しませるか?ということがとても大事だってことをもっと知らないと。
そこを意識してる野球人って少ないですよねぇ・・・ 残念ながら。
プロレスなんてそこだけで成り立ってる競技、と言っても過言ではないんですけど。皮肉とかじゃなくて。他のプロスポーツ競技の選手・関係者が見習うべき点がたくさんあるんですけどね。
斉藤祐樹は巨人に欲しいです。
今巨人に一番足りないのは、選手の知名度(スター性)ですから。
少なくとも、敗戦処理を馬鹿にしたらいかんですよ・・・
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