月に舞う桜

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2021年12月04日(土) 長生きはしたくない

お尻の奥から下腹部にかけて耐えがたい痛みに襲われる件(11月22日の日記参照)。
総合病院でCTを撮ったときは「しばらく様子見で構わない」と言われたものの、その後も痛みが治まらないので、先日、婦人科に行ってエコー検査してもらった。
この件で病院へ行くのは、これで3回目だ。そのたびに「○○かもしれないから、××の薬を〜」とか「とりあえずロキソニンで対応して、しばらく様子見て」とか言われるけれど、結局いまだに解決していない。後日、また婦人科に行く予定だ。

素人考えで「過敏性腸症候群では?」「子宮内膜症では?」などと思ったりもするが、これは素人の根拠なき妄想なので、もちろん医者に言ったりはしない。
でも実際、婦人科で子宮内膜症の可能性は指摘された。が、排便の状態もあまり良くなさそうなのが気になると言われ、子宮内膜症の詳しい検査の前に下剤を試しましょう、と。
婦人科の前に行った内科では、隠れ便秘が痛みの原因という可能性は指摘されなかっんだけどなあ。
せっかくの婦人科なのだから、下剤を処方しつつ血液検査もして、とりあえずMRI検査の予約も入れてくれればいいのに。下剤使ったけど治りませんねってなって、そこからMRIを予約して子宮内膜症の検査をして、検査結果を待って……とやってる間も、こっちは痛みで苦しむんだよ?
患者の痛みもコストとして考えてほしい。

ちなみに、今回のことでいろいろネットで調べてて、「ダグラス窩」なる部位?を知った。ダグラスは、マッカーサーくらいしか知らない。
やっぱりダグラス窩の子宮内膜症じゃないのか、これ。

今のところロキソニンが効く痛みなのが不幸中の幸いだが、痛くなり始めると耐えられない痛みなので、それが毎日起こると精神的に追い詰められる。

今回のことだけじゃなく、将来のことも考える。
今回のは、たぶんいずれ原因が分かって適切な治療ができるだろう(そうじゃないと困る)。でも、これから先、年を取るにつれて、こういうことが増えるのだと思うと、暗澹たる気持ちになる。
痛みなどの不調が起きたら病院に行く。それも、一回じゃ終わらなくて、2,3カ所回らないとダメかもしれない。しかも、医療はバリアフリー度が低いから、病院に行くのも検査も大変。特に、車椅子ユーザーにとって、検査の大変さは異常! 年を取ったら、たぶん、ますます大変になる。
で、いろいろ検査して原因が分かるまで時間がかかる。その間、痛み止めなどでごまかしつつ、つらい日々が続く。
年を取るって、たぶんこういうことが増えていくってことでしょう?

例えば、
痛み→鎮痛剤→痛みを感じなくなる
というふうに、まずは痛みが発生してからの対処なわけで、痛みの発生から解消まではどうしたってタイムラグがあるわけで……嫌だなあ。
痛みだって、いまは耐えられないほどとは言えロキソニンが効く程度の痛みだけど、高齢になったらどんな病気になるか分かったもんじゃないし、死に向かうときはもっとひどい痛みが長時間続くかもしれないし、それを抑えるほどの薬(モルヒネとか?)を使ったら、日常生活が営めなくなるかもしれないし、そうしたら結局QOLは下がるんだし。

ほんと、嫌だなあ。嫌すぎるよ。
女性の平均寿命から言うと、私はまだ折り返し地点にも行ってないくらいなんだけど、まだあとそんなに生きなきゃいけないのかと思うと……。
マジでほんと、元気なうちに死にたい。
人生にはたしかに良いこともあるけど、幸せで苦しみは帳消しにはならないんだから、長生きは勘弁してほしい。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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