月に舞う桜

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2020年08月16日(日) 差別社会と知りつつ、なぜ子どもを……?

何かの話の流れで、「男性と女性が同じような意見を述べても、男性に比べて女性の言うことは耳を貸してもらえないことが多い」という話題が出て、母が「お母さんが働いているとき(私を産む前)からずっとそう。何十年経っても変わらない」と憤っていた。
それはたしかにそうかもしれないけれど、そんな社会になぜ子どもを生んだのだろうと思うと、手放しで同調もできない。
昔からそういう社会で、差別がなくなる気配もない。自分はその現実を分かっているのに、そんな社会に子どもを生み出してしまうのは、なぜなのだろう。
生まれる子どもが女の子なら抑圧にさらされる可能性が高く、男の子なら、意識的にしろ無意識的にしろ、差別に加担するようになるのに。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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