月に舞う桜

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2019年10月11日(金) 去年に引き続きの「THIS IS IKU」

国際フォーラムで行われた山崎育三郎さんのライブ「THIS IS IKU」に行った。
去年に引き続き、Toshlがゲスト出演したので。
台風上陸の前日で雨が降っていたものの、まだ暴風雨というほどではなく、何とか行くことができた。
さやかな誕生日プレゼントを会場スタッフに預けた。無事に、としくんに届くと良いな。

Toshlが歌ったのは3曲。
・育三郎さんとデュエットで『A Whole New World』(ミュージカル『アラジン』より)
・独りでソロ曲『マスカレイド』
・育三郎さんとデュエットで『闇は広がる』(ミュージカル『エリザベート』より)

『A Whole New World』は女性パートを歌った。
この曲をデュエットすることは事前に告知されていて、私は日本語で歌うのかと思っていたけど、予想に反して英語で歌ってくれた。英語のほうが本格的な感じがして好き。
すごく楽しそうに歌っていたし、高音も無理なく歌えていて、こちらも気持ち良い。
曲自体にも、としくんの歌声にも、無限の可能性を感じた。

『マスカレイド』では、個展『マスカレイド・展』で上映されているプロジェクションマッピングもお披露目。
Toshlファン以外にも、あのプロジェクションマッピングを観てもらえて、良かったなあ。
迫力の歌声と、背後のプロジェクションマッピング。ステージに、『マスカレイド』の世界感が広がっていた。

Toshlの誕生日の翌日ということで、『マスカレイド』のあと、育三郎さんがお知り合いに頼んで作ってもらったという大きなバースデーケーキが登場した。
客席も一緒に「ハッピー・バースデー」を歌ってお祝いできたのが嬉しかった。
ケーキは絵画『マスカレイド』を模した飾りで囲まれていて、育三郎さんとパティシエさんの愛を感じた。ありがとう!

そしてそして!
何と言っても、3曲目の『闇は広がる』が圧巻で圧倒的で、感動を通り越して口あんぐりのレベルだった。
Toshlはトートのパートを歌った。
お腹に響く重厚な歌声。
長いことファンをやっているけど、ああいう声色、歌い方は初めて聴いた気がする。
いつものような、天から降ってくるような高音の迫力ではなく、足元からドンと突き上げるバスドラのごとき重低音の迫力。
そして、本当に黄泉の帝王が迫ってくるような表現力。
本当に素晴らしく、ゾクゾクする歌声で、今年で1,2を争うパフォーマンスだった!
Toshlが歌と表現の新たな扉を開いた感じ。
いいもの聴いたなあ。
あの『闇が広がる』は会場にいたお客さんしか聴けないのもったいないので、テレビやライブでも披露してほしいし、できることなら、ぜひ音源化を!

カバーアルバム『IM A SINGER VOL.2』の発売を来月に控えたところで気が早いんですが、ミュージカル曲のカバーアルバムを出してほしい。
デュエット曲は、曲ごとに異なるゲスト・ヴォーカルを呼んで。
『IM A SINGER VOL.2.5』で、どうでしょうかね。

Toshlの生歌を聴けるのは、これが今年最後だろうな。行けて良かった!


Toshl以外では、ゲストのロバート秋山竜次さんの歌のうまさにびっくり。
秋山さん、結構好きなので楽しみにしていた。期待を裏切らない面白さだった。
歌がうまいのは知ってたけど、それにしても。
自身のものすごく下らない歌を朗々と歌い上げて、感動巨編に仕上げる見事さよ(笑)。
育三郎さんからマイナーなネタをねだられたり、2人で即興コントをやったり、大いに笑わせてもらった。ほんとエンターテイナーだなあ。
秋山さんは、全身から滲み出る胡散臭さがたまらんよね(←褒めてる)。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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