月に舞う桜

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2019年03月05日(火) まーちゃんの、自分も人も大切にする言葉

これまで機会がなくて書かなかったけど、実は、You Tubeでモーニング娘。のライブ映像を見るのが定期的にマイブームになっている。
パフォーマンスがカッコいいんですよ! エンドレスで見てしまう。特に2010年〜2015年くらいが好き。
曲で言うと『リゾナントブルー』『愛して愛してあと一分』『I'm lucky girl』『Fantasyが始まる』が好きだけど、曲だけよりライブパフォーマンス込みが良い!

そのモー娘。の現メンバーである佐藤優樹さん(愛称:まーちゃん)が、水着になりたくない理由を明石家さんま氏のラジオ番組で語ったそうで、少し前に話題になった。

◆モー娘。佐藤の「写真集で水着を着たくない理由」が話題「私達には売上の7割も入らない。そんな安い対価では嫌」(2019.2.20 キャリコネニュース)
https://news.careerconnection.jp/?p=67494&=1&p=67494&__twitter_impression=true

全体的に、ぐうの音も出ない正論のオンパレード。
例えば、これ↓

「(水着になることを)軽々しく考えている脳みそをどうにかしたほうがいいんじゃないかなって思っちゃう」

記事タイトルでお金のことが前面に出ているけれど、お金の問題以上に尊厳の問題なのだろうと思う。

それから、私が一番素晴らしいと感じたのが、これ↓

「(ヌードで600億円の価値が)ひとりひとりみんなありますよ。さんまさんだってそうだし横やん(モー娘。メンバー)だってそうだしスタッフさん全員に」

これは、流れとしては

まーちゃん「水着になるなら1億8000万円欲しい。ヌードは600億円」
さんま氏「600億円も見んのお前の裸。そんな値打ちあんの?」

これに対する返答が、上記の「ひとりひとりみんなありますよ」という発言。
芸能界の大御所と言われる明石家さんま氏の、超絶失礼で人の尊厳を傷つけるような言葉に、この返し。
これはすごいよ。「私の裸は」じゃないんだよね。「ひとりひとりみんな」なんだよ。
自分のことをちゃんと大事にしているから、自分以外のひとりひとりのことも大事に考えられるんだろうな。

若い女性アイドルがこういうことをはっきり言えるのは本当に素晴らしいことだし、ステージで時折セクシーな表情やパフォーマンスをするまーちゃんが言ったということにも、大きな意味があると思う。
そして、笑いの方向へ持って行こうとする大先輩に対して、笑いに迎合せずしっかり切り返せる稀有な存在。

アイドルが水着になるのは当たり前じゃない。
老いも若きも男も女も、自分の体は自分のもの!
水着になるかならないか、脱ぐか脱がないかは自分で決めていいんだよ!


桜井弓月 |TwitterFacebook


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