月に舞う桜
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先日、自宅に詐欺の電話がかかってきた。 注意喚起の意味も込めて、概要を書いておく。
ある日の午前中、区役所職員を名乗る男から電話があり、母が対応した。 「平成22年〜27年の間に健康保険料を2万3千円ほど多く払っていたので、払い戻しの手続きをする」という書面を4月ごろに送ったが、届いていないか? と。家族の誰も、そういう書面が来た覚えはない。 払い戻し手続きは7月末が期限だった、期限が過ぎたいまは区役所ではなく郵便局以外の金融機関で手続するしかない、との話。 口座を持っている金融機関を聞かれ、母が銀行名と支店名(○○銀行××支店)を答えてしまう。 すると、その支店に確認して、10分後くらいにもう一度電話するとのこと。いったん、終話。
母から電話の内容を聞き、それはおかしいのではないかと話した。 そもそも、我が家は平成22年の時点では誰も国保に入っていなかった。
10分か20分後に再度電話が入る。 今度はなんと、先ほど母が伝えた○○銀行××支店の行員を名乗る男。
疑念が確信に変わる。これは完全に詐欺ですな。
「うちの支店では手続できないので、手続きできる場所を探している」との話。 ここで母が「銀行から電話が来るのはおかしい。こちらから区役所に電話してみる」とブチ切れ、相手が電話を切ったそう。
念のため、私が管轄の警察署に電話し、こういう詐欺らしき電話が来たと報告した。 知能犯係の刑事さんが丁寧に聞き取ってくれて、もし詐欺と気づかなかったら、このあとどうなっていたか(ATMに連れて行かれ、巧みな誘導で逆に振込みさせられてしまう)を細かく教えてくれた。 我が家は、電話に出るとき名乗らない。が、詐欺男のほうから「桜井さんのお宅ですか?」と訊いてきたそう。つまり、うちの名前と電話番号が紐付いたデータをもとに電話してきたということ。 この電話番号がいまも桜井家で使われていることが分かったので、その情報がいろいろな詐欺グループに出回って、また詐欺の電話がかかってくるかもしれないから気を付けるように、と刑事さんが言っていた。
みなさんもお気を付け下さい。 詐欺師、ふざけんな!
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