月に舞う桜
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昨日、空を見上げて感じたことをもとに詠んでみた短歌もどき二首。
雲に透け希望のような薄光に 叫びたくなる 5月2日
風つれて企み顔で君翔ける 二十回目の5月2日
春、特に5月2日は空を見上げたくなる。 死者は地中ではなく天にいるという宗教観は、生者のためにとても理にかなっていると思う。 顔を上げる、空を見上げるという行為は希望を見出そうとする気持ちにつながる。俯くのではなく顔を上げることは、生者が生き続けていくために必要なことで、死者を想うときに自然と空を見上げたくなることそのものが、死者からの力強い後押しであり、大きな贈り物であるように思う。
「プレバト」が結構好きで、中でも俳句のコーナーが好きなんだけど、もし自分でやるなら俳句より短歌がいいなと思う今日この頃。
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