月に舞う桜
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LIVE、と言っても、一週間後に迫ったXJAPANのライブのことでは、ない。
「LIVE」は、友達の造語だ。 LOVEとLIKEの中間、という意味。 「LIKEかLOVEか、よく分からない」と言ったら、「じゃあ、LIVEくらいなんじゃない?」と。
うまい言葉だ、と思った。とても納得できて、自分の中にすとんと落ちてきた。 名前をつけることができなくて不安定だったものを、言語化できた。 うまく言語化できない感情や状態は、事をややこしくする。 言語化とは、「しまっておく箱」ができるということで、箱に入れてラベルを貼ってしまえば、落ち着かなさからはとりあえず解放される。 実は何も解決できていない。でも、半分くらいは解決できたような気になってしまう。それで楽になるなら、それでもいいじゃねえか、と思う。
LIVEの本来の意味は、「生きる、生の」だ。 生きるとは、丸い地球の上をよろよろしながら歩くこと。不安定要素が多分にある。 LOVEとLIKEの中間で、どっちつかずの不安定な「LIVE」。 生きていることそのものだ、と自分の中で妙に哲学ぶって結論付けてみた。
夏なのに鍋を食べた。 コクのある濃いめのスープに、鶏つみれや焼きネギなどが入っていた。 夏に鍋は合わないんじゃないかと固定観念を持っていたけれど、予想以上においしかった。 夏に鍋、しかもさっぱり系じゃなくて濃いめの鍋も、ありじゃん。
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