月に舞う桜
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2010年01月04日(月) |
ところで、部屋がちっとも暖まらない。 |
あぁ、とうとう冬休みが終わり、今日から仕事が始まってしまった……。 年明けの仕事が月曜に始まるって、つらいなぁ。水曜日くらいに始まってくれると、体を慣らすのにちょうど良いんだけど。 一週間ぶりに朝早い時間に外へ出たら、底冷えする寒さがこたえた。 年末ジャンボが外れてしまったので、残念ながら今年も一生懸命働かなくては。いつもは地元の宝くじ売場で買っていたから、正直あまり当たる気がしなかった(それでも夢を壮大に語って盛り上がっていたが……)。でも、今回は新宿で買ったから「もしかして!?」と期待していたのに。だめだったねぇ。
冬休み中は、食っちゃ寝食っちゃ寝&DS三昧。 昨日はちょっとDSに飽きてきたので、1日中、東野圭吾の「白夜行」を読んでいた。 ずいぶん前に、図書館でハードカバーを借りて読んだことがある。あのエンターテイメントの傑作を、どうしてもまた読みたくなって、文庫を買った。それが去年の……いつだったかな、秋もしくは夏だったかもしれない。 「白夜行」は文庫で900ページほどあるため、小説は一気に読みたい私としては、とりかかるのに覚悟がいる。それで、しばらく本棚で待ちぼうけを食っていたのだ。 この小説を読んで本を閉じるときは、いつも深いため息が出る。作者に対しては至福の時を過ごさせてもらったことを感謝しつつ、とてつもなく悲しくなる。理不尽にも不幸な目に遭わされてしまった人たち、ではなく、あの男と女を想って悲しくなる。 他者を被害者にしてはいけないのはもちろんだけれど、他者を加害者にしても行けない。小説や映画などのフィクションに浸ったときも、現実社会の出来事に触れたときも、事あるごとにそう思う。
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