月に舞う桜
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自分ができた人間ではないことを痛感することが以前にも増して多くなり、嫌になったりする。 理想通りにできないのは、仕方ない。でも、信念通りに立ち回れなかったり、考えていることと実際の言動が違っていたり、ましてや、そのことに対して自分の中で言い訳を並べていたりすると、そんな自分に腹が立つ。 環境や周りの人達との兼ね合いで信念が貫けないのならまだしも、自分の弱さや妥協や「嫌われたくない」という気持ちからだったとしたら、なんて、どうしようもない人間なんだろう。
悪者や汚れ役になりたくないなら、偉そうなことは言うべきじゃない。
でも、はたして真に「できた人間」なんているのだろうかと、開き直ってみたり。 それを外に出さずに心の中だけで開き直るのなら、別に構わないでしょう? と。
嫌になるのと開き直りを繰り返す。 楽しみにするべきことも何だか煩わしく思えたり、それでも、少しでも楽しみにできそうなことがあったら突き進んでみようと決めたり。 それも、繰り返す。
貴方が笑っていてくれれば、それでいい。 楽しそうに笑う貴方を愛する限り、私には存在価値があると思えるもの。
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