月に舞う桜
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どうしよう。イライラして発狂しそうだ。
ときどき嫌と言うほど強烈に認識させられるんだけど、私はサラリーウーマンでいることや企業という組織の一員であることに向いていない、と思う。それなりに、上手くやってはいるつもり。でも、たぶん本当は向いていない。向いていないのは、私が捻くれているからかもしれないし、人と関わるのが無性に嫌になることがあるからかもしれない。 かと言って、(広義の意味での)自営業なんて私には荷が重過ぎるから、何だかんだ言ってもサラリーウーマンでいるのが、ある意味一番楽っちゃ楽なんだよな。
基本、経営陣が話し始めるとイラっとする。話の内容がどうのと言うんじゃなく、反射的にイライラしてくる。 根深いところで「経営陣は敵」と思っている節のある自分、どうにかならないものか。 何でこんなに、企業ってものに対して不信感があるんだろう。我ながら不思議。 「うちの会社の○○社長や△△部長」に対する不信感じゃないんだよね。一般的な企業や経営陣に対する不信感があるような気がする。そんな抽象的なものに不信感を抱いても仕方ないのに。自分も企業の構成要員なのに、笑っちゃう。
4月から、うちの職場の長がかわった。3月までいた長は……何と言うか、今まで見たことのないタイプの人で、ぶっちゃけパワハラ野郎だし、細かいことをグチグチ言うし、いつも眉間に皺を寄せて目が笑っていない人だった。 でも、職場の問題点を全てその人のせいにしてしまうのは違うだろ! と思う。幹部陣には、どうもそういう言動が見られるので、辟易する。 いなくなった人に責任を押し付けるのは簡単だけどね。
物を壁にぶつけて破壊したい、と思った。YOSHIKIがドラムを破壊するみたいに。 この衝動が3年前に感じたものに似ていて、怖くなる。
愛する人の声だけ聴いていたい。大好きなものにだけ囲まれていたい。 それが叶わないなら、せめて、5時15分を過ぎたらオジサンの傍にはいたくない。残業代払ってくれるなら別だけど。
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