月に舞う桜
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2008年03月09日(日) |
★X復活ライヴまであと19日★同士 |
mixiで知り合って、一緒にライヴに参戦してくれることになった方と会ってきた。 メール交換しているときの印象通り、気持ちが優しくていろいろと心配りをして下さる方だった。落ち着いていて見た目はふんわりしているけれど、実は行動力がある、そんな感じにお見受けする。私が人見知りしてしまうほうなので、親しみやすい雰囲気に安心した。 私自身、Xファンを名乗ると驚かれることが多いのだけど、きっとこの方も同じなのではないかと、勝手に想像してみたりする。
今は他県にお住まいだけれど、以前うちの近くに住んでいたことがあると聞いて、かなり驚いた。町名こそ違えど、地元の駅ですれ違ったこともあるんじゃないかというくらいの距離なのだ。 横浜に住んだことのある人限定で同行者を募集したわけでもないのに、こんなに近くでかつて生活していた人と出会えるなんて! ネットの世界広しと言えど、世間って狭いものだ。 ほかにも、Xファンであること以外では、「花粉症の疑いがあるのに頑なに認めようとしない」という共通点があるようだ。そういう、どうでもいい下らないことで共通点があるのは、何だか楽しいし嬉しい。
カフェで1時間くらいお話をした。 二人とも、YOSHIKIの体とTOSHIの喉を心配し、「HIDEのギターパートはどうなるんだろう。音源に合わせるのも大変そうだけど、代わりの人がHIDEの位置に立つのは嫌」という想い。 それから、お互いに「ライヴ中はたぶん隣で泣いていると思うけれど、気にしないで下さい」と言い合った。
きっと、Xファンには共通言語みたいなものがあるのだと思う。 誰のファンの間にも共通言語はあるのかもしれないけれど、Xファンは特に濃厚な言語を持っているような気がする。 それはもちろん日本語や英語と言った類の言語ではないし、例えば「破滅に向かって」とか「血の涙」とか「青い血」などと言ってしまうと、その言葉の鮮烈さだけが際立ってしまうけれど、もっと感覚の深いところに根ざした強い気持ちが、共通言語を作り上げている。 Thank you.と言われたら、それをいちいち頭の中で「ありがとう」と訳しはしない。Thank you.はThank you.のまま、受け取る。 それと同じだ。説明も翻訳も要らない。Xを語る言葉が発せられれば、それが他の人には理解しがたい言葉でも、一瞬ですうっと感覚に染み込んでくる。
東京ドームへ行くのもXのライヴに参戦するのも初めての私にとって、経験者がいてくれることは心強い限りだ。 あと3週間、体調管理に気をつけつつ楽しみにしていましょう。 そう言って、別れた。
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