月に舞う桜

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2007年11月12日(月) とどまることを知らない物欲と、「現場の人間は辛いぜ」と

なんか本当に物欲が凄まじくて、お札に大きな羽がついてあっと言う間に飛んで行く。
先週の木曜日は有休を取って、諸手続きのため銀行へ行き、そのあと買い物に出掛けた。で、マフラーの上に洋服を3枚も買ってしまった。それでかなりの出費だったのに、週末は通販で頼んでいた靴と洋服が立て続けに届いた。
物欲上昇中だとじっくり吟味せずに勢いで買ってしまうらしく、通販で買った洋服はサイズが合わなくて交換してもらうことに。

昨日のうちに返品交換の方法を確認するために通販会社に電話で問い合わせ、今日、通販会社と提携している宅配便に引き取りに来てもらった。
今の仕事についてから、オペレーターやドライバーなどの「お客様相手の仕事をする、現場の人」に対して、できるだけ寛容な気持ちで丁寧に接しようと思うようになった。以前にも増して。
もちろん、横柄だったりいい加減な対応をする人は問題外だけれど、そうじゃない、ごく普通の感じの良い接客態度を身につけている人たちには、こちらも一人の人間として謙虚な姿勢で話したい。悪くなくても謝ることが多くて気を遣う仕事だから、せめて私を相手にするときにはストレスを感じずに気持ちよく仕事してほしいもの。
悪くないのに謝られると、申し訳なくなってしまう。
今日の返品交換だって、指定時間よりかなり送れて引き取りに来たので、ドライバーさんが丁寧に謝るのですよ。そりゃあまぁ、遅れたらお客さんに謝るのは当然なんだけれど、ドライバーさんにちゃんと連絡が行っていなかったのが原因らしい。だから、「あなたは悪くないんだから、そんなに謝らないで〜。遅くまでご苦労球です」という気持ちになってしまって。
うちの会社のことなんかを考えてみても、現場の人間に物事がきちんと伝わっていないという内情が容易に想像つくのですな。でも結局、お客さんに直接謝るのは現場の人間なわけで。それが仕事と言われれば、そりゃあそうなんだけどさ。

ところで、先週銀行に行ったときもそうだったけど、手続きで必要な書類に勤務先を書く欄があるとき、書く前に「お勤めは……されてないですか」と言われるとカチンと来るのね。それも、「お勤めされてないですよね?」みたいなニュアンスで言われるときね。
そういう人だと、寛容な気持ちで……なんて思いませんが。
その前に生年月日も書いているし身分証明書も見せているので、年は分かるはず。
仕事しているのが当たり前の年齢だけど、障害があって、しかも電動車椅子を使っていて重度っぽいから、お勤めしていないと思っちゃったかしら。
あ、これは私の被害妄想? そうだといいんだけど。

というわけで、お客様応対って難しいよね。私みたいに些細な一言にカチンと来る人もいるし。

あ〜それにしても、物欲と羽の生えたお金が……。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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