月に舞う桜
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| 2007年09月24日(月) |
変化、成長……もしかして、退化? |
「なかなか心を開いてくれない」 いつだったか――ほんの一ヶ月くらい前だったと思うけれど、冗談めかしてそんなことを言われた。
笑顔で接して、他愛のない話もして、冗談も言って、でも心を開いていないのは、本当。 鈍感じゃないんだな、と、びっくりしたけれど。いくら笑顔だって、「当たり障りのない接し方をする」と決めてかかってたんじゃ、心を開いてくれないと相手が感じるのも当然か。
ごめんなさいね。 でも、悪いけど、私には「心を開く」なんて芸当、そう容易くはできない。 他人に対して簡単に心を開ける人の方が、私にとっては不思議。 私は、心を開ける相手って、ごく限られた人だけだと思っているから。 人によって、「心を開く」の意味合いが違うのかもしれないな。深さや重さが、違うんだろう。 私は、すごく重いことだと思ってるから、「心を開いてくれない」なんて言われると、「って言うか、私とあなたって心を開くような関係だと思ってたの!?」と、逆に驚いてしまう。
でも、これでもね、昔よりは素の自分を楽に見せるようになってきたと思うんだけどね。 だって、最近は「見かけによらず、バッサリ斬るね」と言われることの多いこと多いこと。 前は、本当に近い友人にしか、そんなこと言われなかったもの。
それに、「感情を切る」ということがなくなった。 感情を切って、手指の先から力が抜けて、呼吸が上手くできなくなる……なんてことが、なくなった。 たった2,3年でこの変わりようは、たいした進歩じゃないか。
だから、心を開いていなくても、「見かけによらずキツイことを言う桜井」を知っているなら、良しとして下さい。 心は開いてない。でも、鍵をかけているわけじゃ、ないんで。
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