月に舞う桜
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2007年01月16日(火) |
突っ込みどころ満載で |
新年会第二弾だった。 待ち合わせは定時に上がって行っても余裕で間に合う時間だったけれど、無駄に早退して一旦家に帰ることにした。まだ週の始め、火曜日だし、ちょっと家でゆっくりして疲れを癒してから出掛けた方がいいかと思ったのだ。ところがそれが裏目に出て、家に帰って落ち着いたら疲れがどっと出て出掛けるのが億劫になってしまった。やっぱり定時まで仕事して直行すればよかったと、ちょっと後悔。新年会の席でその話をすると、友達に「帰っちゃったら、そりゃ疲れるよ」と突っ込まれた。がびーん。 突っ込まれたと言えば、乾杯のときに思わず「お疲れ様でした」と言ってしまい、友達がすかさず「今日は新年会なんだから、乾杯の掛け声は『あけましておめでとう』でしょ」と。彼女たちとは、人生の半分以上を友達として過ごしている。そんな彼女たちの前では、なぜか相変わらず突っ込まれ役の私。なんでかねぇ。
イタリアンレストランで、私たちは前菜やパスタやピザや仔羊ちゃんを食べて満腹になり、それでももちろんデザートには気合いが入るのだった。デザートはドルチェの盛り合わせで、マンゴーのシャーベットにタルト(何のタルトだったか忘れた)、バナナムース、アルコールの効いたゼリーだった。数種類を少量ずつ食べられるとは、何とも女心をくすぐられる。 長い時間を掛けて食事したので、いつの間にか店内には私たちだけになっていた。時間の流れ方は、決して一定ではない。平日の昼間は本当にゆっくり過ぎていくのに、今日みたいな夜はあっと言う間だ。
人生の一番いいときに死にたいという友達Aと、長生きして天寿を全うしたいと言う友達B。 もしもBが若いうちに死んでしまったら、そのときは人目もはばからずに泣いて、全身で悲しもうと思う。もしもAが思い切り楽しんだ旅行からの帰りの飛行機事故とかで死んでしまったら、ものすごくものすごく悲しいけど、できるだけ悲しまないでいようと思う。 もし、私がある日突然ばったり死んじゃっても、あんまり悲しまないでね。「何で、こんなに早く死んじゃってんの。最後まで天然だったね」って突っ込んでおいてくれれば、それでいいよ。
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