月に舞う桜

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2005年12月26日(月) 忘年会

友達と忘年会で、有楽町に行く。
さすが年の瀬、忘年会シーズンだけあって、人がわんさかいた。
豆腐と牛タンが売りの居酒屋には「牛タンコロッケ」なるものがあり、その贅沢な牛タンの使いっぷりに驚いた私たちは、勝手にメニュー名を変えてずっと「コロッケにしちゃった牛タン」と言っていた。
(豆腐と牛タンが売りなのに、私たちの目当ては鶏のちゃんこ鍋で、しかも諸事情で豚のハリハリ鍋を食べる結果になった)
あれこれ注文しては、空いた皿がテーブルの上に所狭しと増えていく…。
皿を片付けない主義の店なのかは知らないけれど、とにかく私たちの食べた結果が如実にテーブルに現れているので、「これだけ食べましたって自慢してるみたいじゃんねぇ」と苦笑し合った。
程よくお腹がいっぱいになったところで、甘いものと温かい飲み物を求めてスタバへ。
スタバというところは、何を頼んだものか、いつも迷ってしまう。そこがいいところなんだろう。
キャラメルマキアートで少しばかり舌を焼きながら、「私はいつからこんなものを飲めるようになったのだろう」と思った。
コーヒーと言えば、砂糖を入れただけの単純なものしか飲めなかったのに。
食べられる・飲めるレパートリーに甘いものが増えることの方が、苦いものに傾倒するよりはよほど幸福なことだと思う。
必ずしも健康とは言えないかもしれないけれど、健全で幸福なことだ。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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