月に舞う桜

前日目次翌日


2005年12月23日(金) 聴いて読んで食べた

お知らせ。
昨日の続きですが、神戸新聞のwebでも記事が取り上げられていることが判明しました。
神戸新聞
私の顔写真が載っているので記事のURLは張りませんが、見たい方は頑張ってサイト内を探して下さい。

日記。
朝ご飯を食べ、まずは昨日の夜録画しておいた小田和正さんのコンサート番組『クリスマスの約束』を観る。
この番組はここ数年、毎年恒例になっていて、必ず録画している。これを観ると「今年もクリスマスだなぁ」という気持ちになる。
小田さんの声は昔から好きだ。高くて切なくて、そして温かい。
彼のすごいところは、他人の曲をカバーしても「自分の曲」にしてしまうところだ。カバーというのは、往々にして「やっぱり本人の方がいいよな」と思わざるを得ないことがあるのに。
過去のこのコンサートでは、『Automatic』(宇多田ヒカル)、『チェリー』(スピッツ)、『桜坂』(福山雅治)、『Tomorrow never knows』(Mr.Children)なんかを歌ったことがあったと記憶しているけれど、どれもこれも本人が歌うときとはまた違った彼独特の魅力があって素敵だった。
番組終盤、「今年はなぜゲストが中居クンなんだ?」と思わず突っ込みを入れる。
過去のゲストは本当にもう錚々たるメンバーだったのに……。
『夜空ノムコウ』という選曲は、いい。SMAPのメンバーをゲストに呼ぶのも、まだいい。
しかし、SMAPの中でも、なぜ彼なんだ! 小田和正のコンサートだぞ!
彼のことは嫌いじゃないけど、嫌いじゃないけど……うーん。
そこはやはり自社の他番組とのタイアップという事情なのか、TBSよ。
コンサート自体には非常に満足しつつ、一抹の疑問を残したまま番組は終了。
それにしても、このクリスマスコンサートはいつか絶対足を運びたい。あの声を生で聴くことができたら、涙もの、鳥肌ものだろう。
それから、父に年賀状のデザインの作り方と印刷の仕方を教え、お昼ご飯を食べたあとは、佐渡裕さん指揮の「一万人の第九コンサート」の番組を見る。
これも毎年恒例。
一万人の第九合唱は、いつ聴いてもぞわっと鳥肌が立つし感動する。
サントリーホールのアリーナ席もスタンド席も埋め尽くす、一万人の今年だけの合唱団。いいなぁ、あの中で歌ってみたい。歌い終わったとき、感激で思わず泣く自分が想像できる。
佐渡さんが指揮をする「第九コンサート」は、何年か前の真夏に一度だけ見に行ったことがある。
ほかの指揮者とはちょっと違う種類の熱さを持った人だなぁと思った。
番組が終わると、アマゾンから届いていた『あらしのよるに』を開く。
う、うーん、やっぱりああいう結末なのか……。
私としては、吹雪の中で2匹が決断した通りになって終わるのが良かったのだけれども、それじゃあ「安心して子供に見せられない」と思う大人も多いのかもしれない。
でも、友情や信頼というものを甘い方向からしか教えないのはだめだと思うんだな、私は。
自分も絵のかわいさに惹かれて買ったに過ぎないし、何となく想像できていた結末なので今さら文句を言うのもアレなのだけど、やっぱり狼と羊の寓話で友情を語るのでは説得力に限界があるよなぁ。
だって、人間同士の友情や信頼や絆の問題とは根本的に違うもの。
吹雪のところで終わっていれば、「他の命を取り込んで生きていくっていうのはこういうことだよ」と逃げずにちゃんと表現するいいチャンスだったのにな、惜しいよ、と思った。
で、夜は家族でここに行った。
一日早いけれども一応クリスマスディナーと銘打っているので、ワインを少々頂く。
そしてカニ三昧!
少量ずつをあれこれ食べたいのでコースにしたところ、どれこれもおいしくて、お腹いっぱいにもなって、本当に大満足だった。
私が頼んだコース内容↓
・4種類のオードブル(蒸しカキ、カニクリームコロッケ、エビとイカの刺身、カニとマヨネーズの乗ったスライスバケット)
・カニと豆腐のサラダ
・カニのグラタン
・エビマヨ
・カニ爪の天ぷら
・ゆでガニ
・カニのトマトクリームスパゲッティ
・カニの味噌汁
・巨峰シャーベット
・コーヒー
中でも、カニ爪の天ぷらとエビマヨは特別おいしかった。
一品がほんの少しなので「もうちょっと食べたいなぁ」と思うのだけど、料理というのはそれくらいがちょうどいいのだ。
おすすめ品の小龍包や23日〜25日限定のデザートも狙っていたのだけど、コースが終わったときには満腹で手が出なかった。残念。


桜井弓月 |TwitterFacebook


My追加

© 2005 Sakurai Yuzuki