A Dream Is a Wish Your Heart Makes
DiaryINDEX|past|will
オジイが少し動けるようになった。 手術が失敗したとか、動くのが面倒やからこのままでいいとか言ってたけど、タバコもお酒も甘いものも取り上げられてあわたのか最近ごそごそしだした。
朝8時半にうちのチャイムがなった。 『今日現金引換えで宅配便が届くんやけどお金ないから代わりに郵便局でおろしてきてくれ。20万あったら足りるとおもうから』 『そんな大金私ようおろさんで。それにそんなにいらんやろ?』 『いや〜生活費も足りんし。』 『お金おろすんは母ちゃんに言うて。宅配便のは私が1万円貸しとくわ』 そう言って1万円渡した。生活費って全部母ちゃんが面倒みてるのにいらんやろ?
30分ほどして宅配便が来た。またオジイがきて 『慌ててたら財布が見つからんかった。また後で来てもらうようにしたからもう1万円貸して』 『来たらわかるから。私が払っとくわ』
帰って10分くらいしてまた来た。 『財布があったから1万円渡しとくわ。おつりはお母さんに渡しといて』 『…?…』
おつりってもとは私が貸したお金やねんけど…
母ちゃんが昼休みに帰ってきたから一通り説明しといた。 もしかしたら私が貸したお金を自分のって思ってるかも…
案の定おつりを返してくれんって言ってきた。 確かにお年寄りは自分の財布がないなんて言って警察に電話したりする人もおるけどね…
これは予想してたこと。お金がなくなったとか、マメが勝手に入ってきてお菓子盗って行ったとかいつか言い出すと思ってた。
人が持ってる袋にお菓子が入ってるとか自分の財布にいくら入ってるかの金勘定はしっかりしてるくせに、人から借りたお金のことだけ忘れるなんて都合よすぎやで。わざとそんなことばっかりしてると嫌われるで。
|