A Dream Is a Wish Your Heart Makes
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オジイが入院してからばあちゃんは毎日病院に行っている。
朝5時半に起きて家のことをして8時過ぎに会社に行って5時に帰ってきてすぐに病院に行く。9時に帰ってきて食事の用意をして洗濯物をしたり次の日の夕食の下ごしらえ…と休む暇がない。 お姑さんが亡くなる前もそんな生活をしていたからげっそり痩せてしまっていた。命にかかわる大きな手術をしたのならわかる。でもヘルニアの手術… 毎日行く必要があるんかな?そう思っていたら、夜にばあちゃんがうちへ来た。こんな時間にくるのは珍しい。マメの好きなヨーグルトと私の好きな紅茶を持って…
『折り入ってお願いがあるねん。』とばあちゃん。 『実は大きいじいちゃん(オジイのこと)がボケてしまって…と言うより半分はボケたふりやねんけどな。ご飯食べる時に普段からポロポロこぼしたりするやろ?それを看護師さんが勘違いしてご飯食べさせたりするから甘えてボケたふりしてんねん。お父さんそういうとこがあって前に入院した時もそうやってん。自分を重病人のボケ老人やって思いこんでしまってな〜んにもせえへんねん。そんなことしてたらほんまにボケてしまうで、家帰ったらどうすんの?ってきいたらお前に面倒見てもらうからいいとか言うて…かあちゃん、そんなん知らんでって言ってやったんやけどな…ほんまにそんなんになったらあかんし、マメたちに会いたいって言うてるからチビマメは抵抗力ないしあかんやろうからマメだけでも連れて行ってもいい?外科病棟やし、土曜に連れて行くから…』病院にマメを連れて行きたくはなかった。3歳でいろんなことに興味があるからいろんなとこ触るし、外科病棟やって言ってもそんなことは関係ない。 でもばあちゃんに悪いな、ごめんなって何回も言われるとイヤとは言えない。
旦那にそれを伝えると『またそんな時だけひ孫がかわいいふりみたいなことして、それに何がボケたフリやねん。体が動かんくなったらお母さんに面倒みてもらう?いい加減にせえよ。どこまでノラやねん!!足がなくなっても最後まで自分で歩こうとしてた親父のこと考えたらそんなヤツ腹立つわ!!』とかなり怒っている…『で?お前はええって言うたんか?』 『親に頭下げられてイヤとは言えんで』『やけんええって言うたんか!?』 『うん…』そんなヤツの為になんでマメを連れていかなあかんねん…
それは私も同じ思いやけど… ばあちゃんの気持ちもわかる。私にはオジイとオッサンは他人でもばあちゃんには舅で旦那で…自分と同じようにマメたちをかわいく思ってると思ってる。
こんな時いつも間にいる私はどうしたらいいかわからなくなる。 最近少し胃が痛い。
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