執着を捨てること、それが出来ない。その手を放して自分が楽になりたい。手に入れたくても絶対に手に入らないのに執着が捨てられない。手を離せない。そういう我欲を捨てられず、ずっと苦しい。もしかしたら蜃気楼を追っているだけなのかもしれない。実体がないのに、勝手に夢を見て憧れて美化しすぎて、それでも手を離せなず執着から逃れられない。本当は幻滅が一番怖いのかもしれない。孤独である。消えてしまいたい。