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■ 不倫の事情 〜言葉〜
あまりにも長い時間が経ってしまぃました。
すっかり忘れている人もいるでしょう。
でも、もうすぐ終わりなので (たぶん)
ちゃっちゃと終わらせちゃいます。
それまで、どーぞお付き合いくださぃませ。
ちなみに前回のお話はこちら。
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それからの私たちは
ほぼ毎日のメールに
週数回の電話。
そして1ヶ月に1回のデート。
こんな感じで進んでいた。
彼とのデートのほとんどは
私の地元。
彼は毎月片道300キロを車で会いにきてくれた。
好きだった。
確かに私は彼を好きだった。
だけど
どうしても彼の容姿が好きになれず
私と彼の温度差は、簡単には縮まらなかった。
せっかくの月一回のデートだって
別れ際、なかなか去ろうとはしない彼に
私は容赦なく冷たい態度をとったこともあった。
いつ別れても
このまま音信不通になっても
私は全然平気だとさえも思っていた。
月1回がちょうどいいや。。。。
もし遠恋じゃなくて彼もここに住んでたら
もしかしたらほぼ毎日会うことになってたかも。
そんなの勘弁してよ・・・・・。
こんなひどぃことを思っていたこともあった。
だけど、、、、、、
付き合い始めたその年の年末。
私は東京にいた。
彼の会社がディズニーに協賛しているため
カウントダウンチケットが比較的、簡単に手に入るのだ。
付き合って1年か・・・・・。
そんなことを思いながら
シンデレラ城の前で12時が来るのを
空を見上げて待った。
そして新年が明け、一斉に花火が撃ちあがる。
とくに花火が好きではない私は
一瞬見たらすぐ飽きてしまい、
目線を下に戻すと
彼の手には四角い箱が握られていた。
まさかと思い
箱をあけると、そこには
キラキラと輝くダイヤの指輪が入っていた。
「結婚しよ」
いきなりの何の前触れもないプロポーズ。
その指輪は私が二十歳くらぃの頃から目をつけていたもので
当時は
《ティファニー30年ぶりの新作!》
なんてTVで騒がれていたもの。
四角く刻まれたダイヤモンドが特徴の
ティファニーのルシダだった。
覚えててくれたんだ・・・・。
私が何気なく言った一言を。
私はスタスタと彼に背を向けて歩き出した。
なぜなら涙ぐんでたから。
それはプロポーズが嬉しかったのか
それとも指輪が嬉しかったのか
そんなことは全然わからなかったけど (今でも)
私は一言だけ言った。
「しょうがないな(笑)」
今思えば、なんて横柄な返事だ。 (苦笑)
2008年07月17日(木)
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