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■ ないものねだり
「オレ、最近むなしいんだ」
そんなメールをおくってきたのは
地元の友達Oくん。
Oくんは、35歳のオシャレさん。
別にぶさいくでもないしイケメンでもない。
だけど、髪型、車、洋服、小物類には
彼なりのこだわりがあって
いつもどこかのブランドでかためられている。
ちなみに独身。
「この年齢になるとさ、
そこそこお金もあるわけよ。
で、オレと同じ年齢のやつらって
結婚して子供がいるからさ
お金のほとんどはそっちにいくんだよな。
だけど、オレは1人もんじゃん？
だから自分のお金は自分のためだけ。
好きなものを好きなだけ買えるのは嬉しいんだけど
なんか自分のためだけに使うっていうのがむなしくなってきたんだ」
そんな長いメールをおくってきたOくん。
どうやら結婚したい病にかかったようだ。
だけど、結婚ってものはどんなに器用なヤツだって
絶対1人ではできないもの。
相手あってのものなのです。
だから「オレ結婚したい」って、すぐできるわけがない。
スピード婚という言葉があるけど
それだって多少の時間はかかる。
「1ヶ月の食費に10万かけてんだぜ、俺。。。
好きなものを食べるのって、
いっけんうらやましいようだけど、
それが長く続くと、なんかむなしくなってくる」
好きなものを好きなだけっていうのは
やはり限度があるみたい。
ヒトはないものねだりっていうことが
強くわかった日でした。
でも、シアワセって自分にないものを
求めることだけを言うんじゃないと思うのだけど
いかがでしょう？
2007年11月13日(火)
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