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■ 挫折
CHINEMAに「THE PARENT TRAP」更新。
Libraryに「数奇にして模型」更新。
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火曜日の午後、
会社の同僚Kくんからメールがきた。
「Oのやつクビになったって知ってる？」
Oくんというのは
同じ仕事仲間で早稲田大学卒業、
ピアノの先生を親にもつちょっと我が侭な子だった。
初めて彼と会ったとき
あまりの態度の悪さと横柄さに
「始めまして」の挨拶よりも先に口論となった私たち。
だって、開口一番の言葉が
「アポロ（チョコ）いる？」
だもん。
あっけにとられて「あ、、、うん･･･」と言い
手を出したら
箱の中身全部？ってな勢いで、どっさりと
手のひらにアポロが。。。
そんなことを予測してなかった私は
もちろん手に乗りきらなかったアポロを
下に落としてしまう。
そのときの彼の言葉
「キチガイ」
そりゃ、ゴング鳴るでしょ。
フツーに説教するでしょ。
とにかく彼は挫折知らずで
いままでの人生全て自分の思い通りになってきたやつ。
私以外の人（目上の人にも）、タメ口。
仕事関係なのにタメ口。
そして人を見下したような喋り方。
だけど1年近く彼といて
いつの間にか仲良くなった。
まぁ、私のほうは完全に「ふり」だったんだけど
傍からみたら
「姉さんとOくんって、一番仲いいよね」
だそう。
あ、ちなみに私会社で「姉さん」と呼ばれてます。
最近じゃぁ、「寒い」と私が言えば
カイロを買ってきてくれたり
「のどかわいたなぁ」と言えば
お茶買ってきてくれたりと、なかなか従順になってた彼。 （苦笑）
小説なども貸し借りする仲だったし
彼の恋愛相談にものってあげてた。
月曜だってフツーに
「姉さんまたね〜〜〜」と手を振って帰っていった。
そんな彼は翌日もアタリマエに仕事だったのに
もうくることはなかった。
いきなりのクビ。
何をやらかしたのかは、まだよくわからないけど
会社のトップの人間たちを
そうとう怒らせたらしい。
しかもクライアントも彼を名指しで怒ってきた。
会社側は、ギリギリまで守りたかったみたいだけど
クライアントがそれを許さなく
「あいつをクビにしなければ･･･！」
みたいなことを言い出し、あっけなくクビ。
彼は、今労働基準局に申告してるらしい。
たぶん彼にとっては、初めての挫折でしょう。
今後どうなっていくのか･･･。
ちなみに私は、守りきれないし
守るつもりもない。
彼は挫折を味わったほうがいい。
2007年11月01日(木)
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