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■ 不倫の事情 〜再会〜
CHINEMAに「HOLY MAN」更新。 うん、良かった。
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バベル観ました?
どうでした?
やっぱり気分悪くなっちゃいました?
アタシは、もともとこういう映画が好きではないので
たぶん観ることはないでしょうが
少しだけ観てもいいかなと思ってしまいました。(苦笑
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新しい車で登場したヒロ。
ずっと欲しがっていたピカピカの車は
とても乗り心地がよくて
もう彼女じゃなくなったアタシが乗れるだなんて
夢にも思っていなかった。
久々に逢ったヒロは
社会生活に忙しくしているせいか
少し大人びて見え、
どことなく服装も落ち着いていた。
「久しぶりだね」
「おう。元気だったか?
今日はなんでも奢るぞ〜!」
「マジでっ!
じゃっ、お寿司がいいなぁ〜」
そう言いながら、お寿司屋さんに向かう。
途中信号待ちの間
タバコに火をつけるヒロの手元には
アタシが以前誕生日にプレゼントしたライターがあった。
「あれ?それまだ使ってくれてたんだ?」
「おう。まだまだ使ってるぞ」
そう言いながら出てきたものは
以前アタシがあげた財布と腕時計だった。
「えええ。。。捨ててなかったんだねぇ。
なんかちょっと嬉しいや(笑 」
「気にいってるからな〜♪」
そんなアタシもヒロに貰ったキーホルダーを
まだ使っていた。
別に特別な意味なんてない。
ただ顔も見たくないような別れじゃなかったし
彼に貰ったものを見ても特別思うことなんてないから。
「おまっ、、高いのばっか食うなよな〜」
「いいじゃん♪付き合ってたとき
学生のあんたに散々奢ってやったじゃんか〜」
ふざけながら食べていると
まるであの頃に戻ったような錯覚を起こす。
やっぱ・・・・いいなぁ・・・・。
絶対大丈夫だと思っていたアタシの心は
どんどんヒロに傾いていき
いつのまにか数時間後に訪れる別れだけを
怖いと思うようになっていた。
「ねぇ、今晩はどこに泊まるの?」
「今日は、シンヤ(友達)の家に
泊めてもらうよ。
で、明後日くらいにはあっちに戻るわ」
「そっかぁ〜。
もしかしてまた遊べる?」
「うーーーん、、、チト厳しいなぁ。
遊ぶ予定いっぱい入れてるからさ」
「じゃっ、また次回だねっ」
「おうっ!それまで元気でな。
ってか、早く彼氏作れよっ〜」
「オマエもなっ!」
ここで素直に「行かないで・・・」と言えたら
何か変わっていたのかな。
でも、もし言ってしまったら
もう次からは会ってくれないかもしれない。
強気になるのは簡単だ。
アタシは、ヒロに涙を見られないように
彼を見送った。
2007年05月01日(火)
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