秋とウンチクとペット・サウンズ

2004年11月01日(月)

今日はしっかりヤカンを使って、沸騰直前のお湯で淹れたコーヒーを飲みながらお届けしております。ポットのお湯だとちょっと温度低いんですよ(90度くらい)。微妙な蒸らしもできないしねえ… などとウンチクからスタートする本日の日記。

ところでそろそろ自分のためだけにコーヒー淹れるのもさみしい季節になってきましたね。いやあ、秋ですよ。11月を秋と言わずしてなんでありましょうか。

だからこそ秋の企画なんてやってるわけですけども、今年はよりによって企画のテーマに「スポーツ」「食欲」「読書」「芸術」なんてやっちまってるもんで、日記で「秋ですね。ところで秋と言えば…」というフリが使えないんですよ。やっちまった。こんなことで果たして「11月毎日更新」を完遂できるんでしょうか。やはりもう一度部屋を改装するしかないんでしょうか。

とか思ってたんですが、ちょっと前のRelax(雑誌)掘り返して読んでたらビーチボーイズ(歌手のほう。念のため)特集やってて、ていうかアルバム「ペット・サウンズ」の特集で、ちょっと興味持ったんでアルバム借りてみたら、これが非常に秋っぽい。そしてアタリ。

だいたいビーチボーイズっつったらバリバリのサーフィンサウンドで、真夏にオープンカー飛ばしながらカーステレオフルボリュームでかける曲ってイメージだったんですが(surfin' USAとかですね)、それだけじゃなかったんですね。あんま細かい曲紹介までやっちゃうとdot.comのコラムになっちゃうからやめときますが。(PATは稀にオススメアルバム/アーティスト紹介を書いてます)

けど、このアルバムも、ただなんとなく借りてなんとなく聞いてただけでは、こんなにグッと来なかったと思うんですよ。前もってRelax読んで、当時の様子とか知って、それから聞いたからこその、この昂ぶりなんだと思います。そう、ウンチクがあったからこそなんです。冒頭と繋がった!そう、今、時代はウンチクなんです!



「というわけでウンチクばかり言う男というのもあながち捨てたものではない、むしろこれからの時代にまさしく必要となっていくであろうことがご理解いただけたところで、毎朝僕のためにコーヒーを淹れてくれませんか」
「遠慮しときます」


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