フレンドシップ
2003年10月27日(月)
バイトからあがって、休憩室で缶コーヒー飲みながら煙草をふかし、Relax9月号のジョアン・ジルベルト特集を読んでいたら、うちのバイトの中では珍しい同い年の友人(男)がちょうど仕事を終え、休憩室に入ってきた。
「うい、お疲れー」
「延長しちゃったよ、まったく」
挨拶もそこそこに煙草を手にする彼。ライターを差し出すとそれで火をつけ、二人深く息を吐いて沈黙。
「先週の金曜に温泉行ってきてさ」
「おお、いいねえ。どこの?」
「河口湖の方まで」
「ムダにキツい日帰り旅行だなあ」
「休めたけど疲れた、みたいなね」
疲れていることもあって、言葉少なに流れる空間だが、どこかひとつひとつの会話をゆっくり楽しんでいる。そんな雰囲気。煙草を思い切り吸って、ゆっくり吐いた。白い煙が天井に流れる。
「PATもあれだなあ、すっかり煙草吸うようになっちゃったね」
「まあ、ほら、ヒマだからね」
勤務日はよく一緒になるけれど、バイトあがりの時刻が一緒になることはなかなかない。こうして二人煙草をすって、ゆるりと過ごす瞬間ってのは悪くないなあと思った。
心休まるひととき。
「それで、何か新情報はある?」
「ああ、なんか聞いた話なんだけど…」
話してる内容はバイト先人間関係裏話。
ものすごく腹黒いひとときではあるのだけど。
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