メッセージ
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いつも仕事がしんどそうだったきみ。
そんなきみが、2ヶ月間だけ仕事の研修で神奈川に行くことになった。
実家に住んでるきみは、研修の間は一人暮らし。
朝は早いけど、これまでと違って夕方5時には仕事が終わる。
ちょっと楽しそうだったよね。
私にとっては、忘れられない2ヶ月。
きみという人が、とても近くに感じられた2ヶ月。
自然に増えていったメールの数。
いろんな言葉を交わすうちにふと、
この人って実は、すごく真面目で優しい人なんじゃないかと思った。
「きみって優しいよね★」
ついノリで、そんな言葉が出た。
『そうか?』
なんだか照れたように、すぐ返事がきた。
とっさに、しまったと思った。
その時の私はきみのことを、
何人かいるメル友の中の一人、としか思ってなかった。
男の人と二人きりで会う、そんなこと考えられなかった。
メールだけで適当にやりとりして、
会いたいとか言われたら適当にごまかす。
どこまでも上辺だけの希薄な関係。
ただ寂しさを埋めるための。
そんな、嫌な女。
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