2005年07月01日(金):車はしばらく空を走る予定は無い
おれぁ昭和の子供だから、
21世紀になったらチューブ型の動く歩道の上を人は歩いてると思ってたし、
銀色のテカテカした服を着てると思ってたし、
テレビは立体ホログラフになってると思ってたし、
ロボットが日常生活に入り込んでると思ってたし、
バスも1日3本は来ると思ってたし、
銭コァ貯めて東京でベコ飼ってると思ってた。

技術の進歩ってのは確かにあるけど、ヒトのイマジネーションてのはそれを凌駕する程に夢を描いてたわけだね。


―朕が学生時代から望んだテクノロジー。
それはプライバシーに関するセキュリティ機能の充実した携帯電話。

要するにね、従前の機能では、ロック機能、シークレット機能を使うと
「ロックが掛かってますよ」と明らかに分かる。
それはその中身への興味を抱かせる、という点で諸刃。

朕が求めるは
ロックしてあるデータはそれにロックが掛かっていることを他者が知ることなく自然に隠蔽される機能
である。

要するにメールフォルダにロックかけて、そのフォルダだけ見られないのは不自然である、と言う第3者の疑念、
この疑念そのものを抱かせないセキュリティ、
具体的にはセキュリティ機能を発動するとそのフォルダが存在しないかのように扱われ、ロックが掛かっていることが外部からは分からない、
もちろんセキュリティモード解除用の画面などは要らない。
何もなさそうな画面で16桁くらいのパス入力により解除。

そういった機能を持った携帯電話を渇望していたのである。


その人類の夢に、ようやく現実のテクノロジーが追いついたのがこれ、さっそく機種変更に打って出る。

これはね、もう僕にとっては太陽の塔に匹敵するインパクトなわけです。
奇しくも愛知万博に合わせたかのようなタイミング。

惜しむらくは、パンフレットにでかでかとセキュリティ機能に関する説明があるところ。
この電話機にはそういう機能がある、と言うのが広く知れ渡ると心理的には「ロックが掛かってますよ」と知らしめているのと同じの堂々巡り。

〜今日のハンバーガー:テリヤキチキンフィレオ+ポテトM+コークM+ガーデンサラダ〜
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