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■ ジャック・ブレルは今日もパリに生きて歌っている
お芝居でもなくいわゆるミュージカルともちょっと違うステージ。 フランスの歌手ジャック・ブレルの曲、全25曲を男女二人づつの4人がハンドマイクで次々歌う。それぞれの曲のストーリーを演じながら。 コンセプトミュージカルというらしい。 演奏はピアノ、アコーディオン、ベース、パーカッションを3名で。 計7名だけのシンプルな舞台。 フランスなのでシャンソンなんだけど、これも奥が深いんだなぁって思った。 歌詞も演歌だったり反戦歌だったり甘い恋の歌だったり…。 3チームがスライドして出演するこの舞台、今回のはBチームの千秋楽。 出演は川崎麻世、峰さを理、横山智佐、大坂俊介の4人。 麻世君以外は多分舞台では初めて見ると思う。 峰さんは宝塚の男役出身だけあって男歌を歌ってもサマになっていてカッコいい!それに脚が長いこと!! 大坂君はういういしく少年っぽく清々しく、横山さんは可愛らしく歌も安心して聴けた。 麻世君はスターライト・エクスプレスの新幹線役以来、一時期次々と舞台を観ていたことがあった。 玉三郎さん演出の「ガラスの仮面」「ふるあめりかに袖はぬらさじ」や亜門さん演出の「エニシンゴーズ」など。 数年振りの舞台だったけれど、これまでのミュージカルともストレートプレイとも違って新鮮だったし、難しい曲を歌いこなせる歌唱力に感動した舞台だった。 毎年1、2回いろんなメンバーで再演しているようなので、このジャック・ブレルの世界をまた味わってみたい。
2006年10月07日(土)
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