頬づえをつきながら...
etc...



 KitKat

仕事中の休憩時間、本を読みながらちょっと甘い物を…。
読んでる本は、林望の「林望のイギリス観察辞典」
それで思わず久しぶりにKitKatを買ってしまったのかも知れない。
初めてロンドンに行った時、このKitKatをいつも持ち歩いていた。もちろんロンドンで買ったもの。そう、KitKatってもともとイギリスのチョコレートなのね。
そして林望はイギリス人や土地や生活のことを書いた本を沢山執筆していて、ロンドンにハマっていた時に「イギリスはおいしい」「イギリスは愉快だ」「ホルムヘッドの謎」など片っ端から読んでいた。
この「…観察辞典」は数カ月前に東京駅の古本屋で300円で購入。観察辞典というだけあって、懐かしいことをいろいろと思い出した。
初めてロンドンに行った頃、地下鉄のエスカレーターは木製だった。ステップもハンドルも…。
そう言えばつい先日もお酒の席でエアロフロートの話がでて、「私も初めの頃ヨーロッパに行くのに使ってたの。夜中のモスクワ空港で2時間トランジット。再び飛行機に乗り込む時は自由席になっていてターバンを巻いた中近東の人たちが既に座っていたりする。のんびりしてるとカップルだって離ればなれで座る事になっちゃって…」と話したばかり。
もちろん私はそのカップルの片われではなく、私の隣3人掛けの真ん中に座った彼を前列の真ん中に座った彼女が泣きながら振り返っていたのを、見て見ぬ振りをしていた人なわけです。だってこれからの窮屈な数時間を真ん中の席と代わってあげるほど優しいお人好しではなかったから。
な〜んて、KitKatひとつでいろんなことを思い出せちゃうのね。
ちなみにKitKatは私の行った国には必ずありました。イギリスと日本はほとんど同じ味。フランスはちょっとビターな感じだったと思う。やっぱり今みたいな箱のパッケージじゃなく、昔の銀紙に包まれて朱色の紙が巻いてあるあれを片手の爪でササ−っと破いてぽきっと割って食べるのが一番!


2006年02月09日(木)
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