* たいよう暦*
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「あっ・・・ストーブ・・・」
去年の冬。 子供の頃、よく遊びにいった近所のおうちに久しぶりにあがりました。 その懐かしい-----でも、微妙に家具の置く位置や、初めて見るテーブルなんかがある-----居間で、相変わらずあたたかな火を灯していた見慣れたストーブ。
「そうそう。うちもまだ現役よ〜」
両家の子供達の年齢が近いこともあり、非常に仲のよかった我が家とそのおうち。 どちらかのうちが留守にする時は、片方が植木の水やりや、ペットの餌やりを鍵ごと引き受けましたし、 両家の子供たちは、柿の葉寿司と年末のたいのこは我が家の母の味で、おからとばら寿司はそのおうちのおばさんの味で育ちました。
その両家が、わたしが物心ついた頃、一緒に購入したのが、そのストーブ。 もちろん、我が家でも現役です。
その四角い石油ストーブは、ドイツ製で、がっしりしていて、すこぶるあったかい。 冬が来る度に、毎日といっていいほど使っているのに、全然壊れる気配もなく、今も我が家とそのおうちをあったかくしてくれています。 今年は、我が家ではまだそのストーブは出されていません。きっと、12月に入ったら、いつもの定位置におかれるのでしょう。
今日は、今のわたしにとって、一番身近な暖房器具「ホットカーペット」をこの冬はじめて、使わせてもらいました。 何年も一緒に育ったストーブとはあったかさの種類は違いますが、今日のわたしにはこのホットカーペットのあったかさがたまらなくうれしかった。
ホットカーペットを用意してくれて、どうもありがとう。 おかげで、心もあったかくなりました。
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