こんな一日でした。
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やっと風邪が治ってきた、と思ったら、今度は軽い怪我。車の後部ハッチにしっかりと右手親指をはさんだ。我が家の車は、後ろをぶつけた跡があり、思い切りバンッとやらないと閉まってくれない。いつものように、力任せに閉めたら、そこに親指がありました、という次第。
慌てて、ハッチを開けるまでの数秒の長いことといったら。ハッチを開けて、指を確認すると殻付きピーナツのように挟んだところが凹んでいる。見事に凹んでいる。
あと少し、指を奥まで入れていたら、もしくは浅く置いていたら、私の指先はつぶれたり、骨に支障が出たりしていたかもしれない。私の手はひどく頑丈だし、爪も元気なのでどうにかひどい内出血程度で納まってくれた。
湿布をもらいに実家の母の所へ行く。親指の先に、湿布を巻いていたら「そんなことでは駄目だ」と、手のひらの方にまで湿布を貼ってもらう。湿布を押さえるために包帯もしっかり巻いた。まるで大けがという風情となる。
夫は「大丈夫、大したこと無いよ」となぐさめるタイプなのだが、私は怪我をしたり、熱が出たりした時には大げさに、治療される方がだんぜん好きである。これは大いに子供の頃からの染みついた感覚で、熱が出たら父も母も体温計をみんなに見せて「大変だ!寝てなくちゃ」と、大事にされたり心配されたりしたがる。私もそうするものだと思っていた。 だから「平気、大丈夫」などといわれると、何か、もったいないような気持ちになるのだ。せっかく、痛い思いをした場合は、可哀想がられないともったいない、というバランス感覚が働くのである。
というわけで、痛くて涙のにじむ思いであったが、30も半ばにさしかかっても、母に湿布を貼ってもらったら、かなりご満足でした、という甘えん坊な話。
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