しろにじ創作倉庫



好みの話

2009年10月20日(火)

巷で大人気、海外でも人気のとあるベストセラー作家の小説。
1冊というか1作品、読んだ。それ以上読む気になれない。
もういいやと思った。私には合わない。

たまたま同僚から「家に同じ本が2冊あるので、よかったらどうぞ」と、もらった本だった。
当時電車通勤をしていた私は、電車の中で読もうとありがたく頂戴した。
ただまあ、おそらく自分では絶対に買わないタイプの作家ではある。

読み始めて、面白いのかな、面白いのかな? 面白くなりそうな気はするけど……。あ、終わっちゃった。なんだこれ?
結局、何が言いたいのかよく判らない。上下巻に分ける意味あんのか?
暇つぶしにはなったが、読んだ後肩透かしをくらったような気がした。
サリンジャーを読んだ時と同じ感想を持った。まあ、サリンジャーが駄目だった私には、そもそも合わなかったんだな。

この作家はファンが多いので、私の感想は賛同を得られないと思っていたが、友人にまったく同じ感想を持つ人がいた。
でも、その友人のエラい(?)ところは、「作家じゃなくて、作品がたまたま合わなかっただけなのではないか」と思い、他の作品も読んでみたらしい。合計5作品、読んだところでやはり合わないので断念したと言っていた。
この姿勢、見習うべきところではある。

他の作品を読んだら面白かった。
そういうこともあるかもしれないから、1作家の1作品だけで判断するのは早計かとも思う。が、世の中に流通している本で、読みたいと思う本はたくさんある。時間も限られていることだし、優先順位をつけなくてはならない。
というわけで、その作家の作品は私にとって優先度はものすごく低いことになっている。

その作家の評価は高いし、売れているってことはやはりすごいことだと思う。それは認める。
ただそれと自分が読んでみたい! と思うかどうかは、また別の話だ。

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