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怠惰通信
ざれこ
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2005年08月01日(月)
ギターをはじめる

ギターをはじめてみた。

昔、1年だけ長崎に異動して住んでいたことがある。
その時は今までやっていた管楽器が吹けず、じゃあ新しいことをしよう、と
ギターに手を出した。ギター教室に行き、社会人サークルみたいな
ところにも入り、初心者のくせにミスチルバンドを作り、
サークル内の発表会といえどもライブなんぞをした。無謀すぎる。

1年で地元に戻ったので、また管楽器をやりだして、
もちろん下手くそな楽器よりずっとやってた楽器の方が楽しいので、
ギターはなんとなく倉庫に放置され、放ったらかされて5年。

彼氏と車に乗っててふと、「ギター弾いてみたいなあ、みようかなあ」と
つぶやいたら、彼氏の顔がいきいきしはじめた。
奴は10年前はギター弾きだったのだ。その血が目覚めたに違いない。

思い立ったが吉日、と、ギターの弦と楽譜を買いに行く。
ギターは2本、私が放置しているのを使う。
私は大好きなスガシカオの楽譜集を買い、最初にやろうと開いた曲、
「奴らの足音のバラード」
ハジメ人間ギャートルズのエンディングテーマなのだ。
かまやつひろしなのだ。最近CMでスガシカオがカバーしてたのだ。
名曲なのだ。年がばれるのだ。

もちろんスムーズに弾けるわけがない。
その、最初の4小節を、繰り返し練習させられた。
「なんにもない なんにもない まったくなんにもない」
「なんにもない なんにもない まったくなんにもない」
「なんにもない なんにもない まったくなんにもない」
「なんにもない なんにもない ・・・」
「・・・なあ、そろそろ何か生まれてほしいねんけど」
「あほか、まだや。そんなんじゃまだ星は生まれへんで。
F♯をなんとかしろ」
「・・・なんにもない なんにもない まったくなんにもない・・・」

星がひとつ 暗い宇宙に 生まれた はずなのだ。

早く生まれないかな、と、練習中。

それにしても最初の曲がこれって、どうなのさ、私。