2005年06月16日(木) |
うつくしい子供 石田衣良 |
石田衣良のことはもちろん知っていたのですよ。 なんといっても直木賞受賞作家ですし。 確かTVに出てたのも見たし、 朝日新聞の読書紹介なんかもやってた気がしたの(うろ覚え) でも何故か読んでみよう、という気にならなくて ここまで彼の本を1冊も読んで来なかったんだけど。 はまってるという友人に借りました。この本。
うん。 非常に「救いようのない」設定であるにもかかわらず なにか読後感は爽やかにすら感じてしまいました。 お話のモチーフはあの神戸の事件ですよね。 本当にそれはぞぞっと寒気がする思いなのですが、 (この話の事件も同様に) けれど、この作者の文体のせいなのか、 読み始めたら止まらなくなってしまった。 あ、やはり語り口が少年だからかな。 この犯罪を犯してしまった少年の兄が。 この彼の思いが、物語に光を見せてくれた気がします。
解説にもあったけど、 この本の帯がすごいよ。
弟はなぜ殺したんだろう? 13歳の弟は猟奇殺人犯!? 14歳の兄の孤独な戦いがはじまった
読む前から犯人誰かわかってるから。 事件起こる前に犯人誰かわかってるから。 すげぇ。
読み進むうちにこの兄を一生懸命応援してる自分がいます。 いじめやいやがらせにも負けない兄に。
******************************* さて。 本日スポーツクラブでスカッシュをやってきました。 初体験! これがね、結構楽しかったの! ラケットは小さいし、ボールは弾まないから 空振り連続だったんだけど、 なかなかカロリー消費だし、ストレス発散にもおすすめ! おまけにコーチはさわやか系でかっこいいし!!! (あーおばさん的発言)
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