あなたの鍵をこの胸に。

2005年05月14日(土)

一番辛いのは、辛いときに辛いと言えないこと。
好きという気持ちを、素直に出せないこと。
辛いときはもっと素直にわんわん泣きたい。
好きなんだよってあなたに伝えに行きたい。


初めてあなたから離れようと思った。
あなたがトレーニングしてるから、先に帰ろうと思った。
2人の間でちょっとした決まりになってたことを破れば、
あなたと距離が生まれると思った。それでいいと思ったから。
でも、できなかった。
ジムの階へと上がるとあなたはもう着替えに言っちゃったみたいだった。
「まさと、うち先帰るね。ばいばい。」
そう言おうと思って心の中で決めてたのに、言えなかった。
結局照明も落ちたジムの中で一人まさとを待った。

いつものようにクラブを出て、いつものように駅まで歩いた。
帰り際、ううんもうバイバイしたあなたは、
自転車を押し始めたわたしに向かって、
「ありがとう!」そう言ってくれた。
急だったからあたしが「ん?」て言うと、
「待っててくれてありがとう」
今度はしっかり聞こえるように言ってくれた。
わたしはただ「ううん、またね。ばいばい」、と。

帰り道、訳もわからずな泣いてしまった。
自分でもびっくりしてしまうくらい、
心の中はなんだかとっても苦しかった。


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あこ [MAIL]

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