毎日タブン補給する
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2005年07月05日(火) |
コマツサキョウ氏の指名 |
夕べのスマスマをみおわった段階では今日の日記の内容は決まってたのだけど。 今朝のめざましをみてぶっとびました。 「日本沈没」!
これはまたなんと懐かしい、と思うのも当然。 32年前のことなのか・・・ 歳とったのねえ・・・(しみじみ)
まあね、わたしももうじき成人になるムスメがいる身。 生まれる前だったとか、赤ちゃんだったとはさすがに図々しくていえませぬ。 小学生でしたねえ。
うっすらと覚えておりますよ。 すごかったよ、あのブームは。 映画の方の記憶はあんまりハッキリしてないんだけど、原作の売れ方がね。 マジで尋常じゃない売れ方だったと思うんだ。
コドモだったしね、純情だったからあっちこっちで「日本沈没、日本沈没」っていってるの聞くともう怖かったもん。 ほんとに日本は沈没して死んじゃうんじゃないかって思ったこともあった。
その上原作を読んだんだよね、上下巻。 小学生でも理解できたんだろうねえ。 とにかく読んでもっと怖くなったことだけ覚えてる。 今では、ホラー大好きなんだけどねえ。(関係ないし、ホラーじゃない)
映画はほんと、あんまり覚えてないんだなあ。 見てないのかなあ、怖くて。 わたしのアニが映画館へいったのかもしれない。
そしたら、オットがぼそっと「おれ見た、映画」。 やっぱりすごくヒットした映画だったんだって。 「覚えてる、映画みてけっこう衝撃うけた」
二人で声をそろえ、「『日本沈没』かあ・・・」 一時、思い出にひたっちまいました。
この一ヶ月くらいの間に、何度新聞発表でツヨシくんをみたことか。 何度、「えっ!また?」といったことか。
うれしいけど、すごいと思うけど、身体は大丈夫かな。
発表によればコマツサキョウ氏の指名だとか。 コマツ氏といえば日本のSF作家の大物。重鎮。 (そうはいってもわたしは日本沈没とあと2,3作品くらいしか読んでないんだけど・・)
「黄泉がえり」とか「僕カノ」の好演をみての指名とか。 「クサナギくんにやってもらいたかった」そうだ。 これは、すごく名誉なことだ。
作家にとって自分の作品の登場人物は自身のコドモのように大切な存在だろう。 誰がその役をやるのかは原作者にとって、こちらが考える以上に重要なことだと思う。
ましてや32年前にあれだけのブームをつくった作品の主役となれば、その想いはなみなみならぬものだろう。
その大切な大切な役をツヨシくんに・・とおっしゃってくれた。 ツヨシくんの今までをちゃんと見てそう決めてくださった。 なんてうれしいことだろう。
一時、感動ものといえばクサナギツヨシみたいな空気があって、わたしはその決めつけみたいなのがすごくイヤだった。 クサナギツヨシが感動ものをやれば数字がとれる、みたいな空気。 まあ、作るほうは数字が一番大事だからねっていじけた考えをしてた。
でもなんと言われようとも、ツヨシくんが残してきた結果がひとつ今ここで実になった。 ツヨシくんがドラマや映画でわたしたちを実際に感動させてくれたことがひとつの結果を生んだんだ。
ひねくれた考え方を少し反省した。 こういう作品にはクサナギくんを・・と現場の人たちが認めてくれているのだ。 大勢の人たちがそうおもってくれているのだ。 クサナギツヨシはまぎれもなく認められているのだ。
こんなうれしいことはそんなにあるものじゃない。 いろんな立場の人がいろんな場所でツヨシくんを認めてくれている。
そんなことがちょっとわかった朝だった。 それがわかったことが、映画にでるというそのこと自体よりうれしい朝だった。
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