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2005年06月03日(金) 怪物降臨


「どっち〜」の時間近くまで、コンサートのことが気になって、気持ちがふわふわしてたけど。
昨日のPM10時から今朝のめざましTVまでの時間、わたしはそのコンサートのことを忘れていた。
忘れていた、ということに自分が一番ビックリした。


シマオのことばかりがわたしの頭にあった。


もうシマオくんではない。シマオ。


前回、薄目をあけるくらいな覚醒だったのに、今回はもう完全な変化をとげた。
変化の最初の方ではまだほんの時折、カオリさんやマリコやリュータに気遣いをみせる気配も残っていたけれど、マネーゲームに完全に心をのっとられてからは、そんな気持ちは地球のはてにおきざりにしてしまった。


唇のはしだけで笑う。
ひややかな薄笑いをうかべる。
瞳のなかには、おもいやりのカケラもない。
あのコドモっぽくさえあった優しげな笑顔はもう見ることはできない。


まわりの人間はみんなわかっているのに、本人だけが変化に気づいていない。
何故そんなことをいわれるのか理解できない。
自分はなにも変わっていないとおもっている。


怪物にかわってしまったシマオ。
視野がせまくなって、見えるはずのものも見えなくなっている。
ワイングラスにうつる自分の顔をみてもなお、変化には気づかない。
そこには怪物がうつってはいないのだろうか?


時々、ゾクっとした。少し鳥肌もたった。
CMが邪魔だと思った。
クサナギツヨシの芝居をみてわたしもうっすら笑っていたようだった。


思えば「僕カノ」のテツロウさんが大好きだった。
1話2話のテツロウさんがめちゃめちゃ好きだった。


リンちゃんの気持ちをわかってやっってほしいと、一生懸命説明するユラ先生を鼻でわらうテツロウさんが大すきだった。
リンちゃんとの親子関係になんの価値もみいだしていないテツロウさんが大すきだった。
リンちゃんにはかわいそうだけど、ずっとこのまま冷たいチチオヤでいてくれ、なんて思っていた。


もちろん、実生活でそんな人間とかかわるのはゴメンだけど、ツヨシくんのテツロウさんがあまりに見事だったのでずっとみていたいと望んだのだ。
当然そんな望みはかなうはずもなく、3話ではすっかりいいオトウサンになっていったけど。


こういう芝居をもっとツヨシくんにやらせてほしいと思っていた。
特にヒール役と限定するわけではないけど、もっともっといろんなタイプの役をやって欲しいと。
いいひともやさしいひとも、それはそれで悪くはないけど絶対もっといろんなことができる人だから、と。


シマオは怪物になってしまっているけど、だからわたしは楽しんでいる。
ドラマのストーリーとしてはけっして楽しい方向にむかってはいないのだけれど。
シマオがこの先もこのまま順調にいっておしまいなんて、まあありえないだろう。
ドラマだし。


その時シマオはどうするのか、そしてツヨシくんはどんなふうに演じてみせてくれるのか。
それをドキドキして、そしてワクワクしてまっている。


印象的だったのはトヨダさんの、厳しくてそして悲しそうな目だ。
あの目が周囲の人の気持ちだ。


怪物シマオをやってるツヨシくんが好きとはいえ、やっぱりシマオのことを考えればカレはこのままじゃよくないだろうし・・・
もともとがあんなふうなヒマワリみたいな人なんだから、やっぱり笑顔がないと・・・


来週がすごく楽しみです。
あと3回か・・ちょっと寂しいなあ。



というようなことをずっと考えていましたが、青い封筒をみたら今度はまた気持ちはコンサートの方へ!
コンサートとシマオの間をいったりきたり。
とほほ・・なにやってんだか。



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