暴かれた真光日本語版
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2004年04月18日(日) 086 gn

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岡田光玉の御神示

真光文明教団代表役員地位保全事件。簡単にいえば、光玉の葬式後、関口氏と岡田甲子氏が2代目を争って起きた裁判で、これに負けたから岡田甲子は今後真光文明教団のマークや名称を使えなくなって(関口側によれば当方とは一切無関係)しかたなく「崇教真光」という名称の別教団を起こさざるを得なかった。

これが客観的な真相である。負け戦で転んでもただでは起きないしぶとさなくしては、楽して金を儲ける宗教商売などできるものか。人類救済の前に裁判で追われた自分たちの救済あり。そのしぶとさに感動する人が信者になるべきなのだ。

さて甲子側は、自分たちの主張を通すために、本来秘物であるはずの、光玉自筆の「ご神示」を法廷に証拠として提出した。そこにはじめは「山本」というハンコを押した封印をしていたことは、前に述べたとおりである。すごいですね、ご神示にハンコで封印とは。それでもバチあたらないのだから「みそぎ」はどこからくる不幸なのでしょうか。

宗教法学会報第5号(1986,11)には光玉の「ご神示」の提出されたものの通りに紹介されています。かなり長いです。崇教真光の信者の人は、次に掲げる大切なご神示をテキストで教団から指導して頂けましたでしょうか。多分されてないと思います。由来を正しく解いたら、いろいろバレてしまうから。どうして裁判所や一般人のほうが光玉大先生の「ご神示」を
見られ、信者は献金しているのに(見物料を払っているのに)見られないのでしょうか。光玉の死直前の、いわば最終メッセージは次のように紹介されています。

宗教法学会報では。

「12日午前11時お伺い
 午前10時起きていそいで書き直し
 13日2時 11時と思う
 幸子に「あす11時だよ」と」

延々とつづく。

教団財産名義変更図の前に裁判所に岡田甲子から提出されたご神示。山本のハンコで封印したご神示。山本とはおそらく証人として尋問されている「山本昌彦」だろう。右翼団体「興民会」の理事にも「山本昌彦」という人物がいる。それを中外日報の関口氏サイドでは「山本正彦」と書いているが、誤植か悪く取れば故意にこの人物を間違って表記したか。つまり「宗教団体幹部にして右翼という素姓」まで洗われるとまずい。敵は甲子だけでよろしいと。これはうがった見方である。裁判所資料ではこの人の名は何回も「山本昌彦」で出ているからこちらに間違いない。

さてご神示である。

「13日夜
 神起こし賜う 神前へこい 13日午前2時急ぎ着がえて神前へ
 しばらくくちゃくちゃ 御聖地と造営着手御伺い
 考え考えよ しばし右横へ 方向
 守るよ 高天原守らむなれど 時悪し
 神守るなれど
 遅いよ遅いよ アマハラ 鎮護せしめん
 胆なり
 ヤマト人 遅いよ遅いよ 時悪し
 しばし 時を見よ(11日夜のこと金星すてぬなれど ここ運つきよ)

延々とこのようにまだつづきます。

「しばらくくちゃくちゃ」「ここ運つきよ」がおもしろいことばだなあ、何とはなしに老人が背をまるめ口元をもぞもぞさせて「俺の寿命もこれまでかな」と呟いている様子などが連想される語感。おもしろいね。これがご神示というのかと裁判の資料でわかるのです。

裁判所に岡田甲子から提出されたご神示文の続き。信者の方に伺います。このご神示をご存知でしたか?

「神の大ミソギ早足なりし 上 8/25ヤレ
 玄岳に心むけさせし時、玄光山とおぬし叫たるが、しかりなれど、
 あの時は玄は暗し クライ出思い出さしめん為 しばし仮に
 ヨ丈け秘かにもちて(ヨのみ霊もちて)娘に与えよ
 間に合わず 此地 時をまて
 8月10日27
 所 与えられん
 思い立ったら吉日よ
 もう一度 ほかの仕組みで 力
 外に うまく そらさんも」

*この部分まで出ています。またもっと整理されてないほかの部分は直筆を写真に撮ったもので出ています。そこには「gelkも?」という横文字もあります。

さて宗教法学会報第5号(1986.11)では、このご神示を甲子氏が「私が2代の証拠はこれよ、ヨのみ霊もちて娘に与えよ、とあるのが父の遺品を熱海で整理してたら見つかったの」
と出された秘文、ご神示。

大野正男弁護士の解説によれば、先ず次の点が押さえられています。

「本件では、最初に『秘文』があったわけではない。幹部通夜での発表があります。(補足:2代は関口さんにお願いしなさいと先代はいったと甲子は幹部達に伝えた)武道館での葬儀の際の発表があります。(補足:葬儀列席の大勢の組み手に松平事務長から、2代は関口さんと先代はいっていたと甲子様が聞いたことを、ここでもそのまま皆さんにお伝えします。とのスピーチ)これらは、裁判所はもとより通常の世俗人によっても容易にその存在と意義を理解できることです。」

「ところが、甲子側は、それと正反対の意味内容を有するものとして、 『ご神示』なるものを法廷にもち出した。」

*このように本当の経緯が説明されています。

また大野氏は次のような指摘もされています。これは教団財産名義変更図をひとめ見ればもっとも腑に落ちる指摘であります。

「しかし宗教団体に関する紛争といってもその実質は、多分に跡目争い、財産争いという世俗的紛争を伴っていることが多いのですから、できるだけ教義解釈の内容に入らずに、世俗的に充分理解しうる諸事実を判断することによって、紛争に対する実値判断をすべきではないかと思います。」

*また次のような厳しい指摘も。

「この事件(世界真光文明教団代表役員地位保全事件)でも感ぜられましたように、故意に教義的粉飾をこらすということもありうると思われるからです。」

*これは重要なポイントで、「ご神示」さえも手玉にとる一種の野蛮さを甲子以下幹部たちに感じてしまうのです。「光玉という死人に口なし」という所業にも見える。だったら霊なんか説くなと。


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