まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2011年08月02日(火) ■都電では、こんなことが自然になされているんだね

まだまだ地震がおさまりませんね。
早く落ち着くことを祈るばかりです。
みんなで力と知恵を出し合って、
恐れず前向いていきましょう!
私もひるまずに前に進みたいと思います。




さて、今日は、
このごろよく利用するようになった
都電で出合ったお話です。




と、その前に…
以前、新宿区に住んでいた頃、都電には、
ちょっとした旅気分で乗っていましたが、
(観光に使う電車という位置づけで)
巣鴨に引越して来て、
都電は立派な通勤電車として利用され、朝は混み、
日中は、近隣住民に気軽に使われているとわかりました。
この頃は、私もふだんに使うようになりました。








そして、さらに、気がついたのは、
地上にある電車は、
地下にある電車と違って、
本当に気軽で便利だということでした。
バスの停留所と同じ感じですから、
とても気軽で、楽ですね〜









今まで、地下鉄だって便利と思っていましたが、
都電を使ったら…
地下深くに降りていく不便さ、
よ〜くわかりました。

この便利な都電。
わずか一車両なので、席も限られています。
しかも、ご老齢の方々も多く乗ってこられます。




すると、座っていた方が、
すっと自然に席を立つんですね。
優先席ではなくて、普通の席でも。
そして、その席に、ご老齢のかたも、
ちょっと会釈して笑顔で座る…
そんな光景が普通に見られるのです。





もちろん、優先席に若い方が座ることも、
私が見る限りあまりなくて、席を譲ることが、
普通に行われています。

初めて、この光景を見たとき、
譲り合いの精神ってこんなことなんだなぁと、
実感しました。



そして、先日、
こんな場面に出会いました。




都電はやや混み合い、立っている人も、
20人くらいいました。

そこに、70代の白髪の女性が乗ってきて、
奥の方に進んできました。
すると、座っていた40代くらい主婦の方が、
すっと席を立ち、席を譲りました。
70代くらいの女性は、お礼を言って座りました。

次の駅で、今度は、
まだ小さな赤ちゃんを前に抱えた女性が
乗ってきて、奥の方に進んできました。




すると、席を譲られたばかりの
この70代の女性が、
周りの誰よりも早く席を立ち、
その赤ちゃんを抱いた女性に
席を譲ろうとしたのです。





女性は遠慮がちに、



「あ、大丈夫です」



と、答えたのですが、
その70代の方は、



「いいのよ、座って。
 大変でしょ。
 いいのよ、楽して」




といって、座らせたのです。
子どもを抱えた女性は、
「ありがとうございます」
といってその席に、
ほっとした顔で座りました。




席を譲った70代の女性は、
つり革に手をかけて立っていましたが、
今度は、その近くにいた30代くらいの男性が、
声をかけて、この70代の女性に席を譲ったのです。
するとまた、70代の女性もお礼をいって、
すっと席に座ったのです。




なにげないこんな光景でしたが、
私にはとても新鮮にうつりました。
ああ、こんなことが普通に、
日常でなされているんだと…
そして嬉しくなりました。




電車に乗っていると、席をゆずることを
躊躇したりすることもあったり、
優先席に座っていても、
知らんぷりで譲らない人も多いのですが、
都電では、こんなことが普通なのでした。



実は、この都電。
今年開業100周年なのだそうです。
歴史があるんですね。
だから、こんなことも普通に、
自然に出来ているのでしょうね。




こんな都電もあり、
気持ちも新鮮に、外の風景も新鮮にで、
ますます、このあたりの探索が
楽しみになっているところです。










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《旅に行きたいですね〜》