2011年02月21日(月) |
■「認識が間違っているな」と言われた話 |
都内では、梅が満開になってきて、 ウォーキングしているといい香りがします。 春が近づいているのを感じるこの頃です。
さて先週、価格当てで2匹で60900円という かわいくはあるものの、ややお高い、 「芝犬」のワンコたちを紹介しましたが、 この芝犬を見つけたあとで、今度は、 この芝犬によく似たワンコたちを 見つけたお話です。
それは、ほら、このワンコたちだ。
私は、この2匹を見た瞬間に、 先日の芝犬たちを思いだし、勝手に、
「わぁ〜芝犬の本物だあ〜 でかいね〜 ぬいぐるみのようだね」
などと、嬉しくなり、 このワンコたちのご主人の声をかけ、 写真を撮ることを許可してもらったのだった。
そして、写真撮り終わったあと、 何気なくこう聞いた。
「なんという犬種なんですか?」 「プードルだよ」
こんな大きな犬がプードルだと聞いて、 (私は、プードルは小さな犬という 印象が強かったので) びっくりして、こう言った。
「えっ、プードルなんですか。 プードルって、小さいイメージが あるんですけど、こんなに大きく なるんですね〜」
すると、このおじさんは、 怒ったようにこう言った。
「プードルの本当の大きさは この大きさが本当なんだよ、 これがスタンダード」
その語気の強さに少し驚きつつ、 こう反応した。
「ああ、そうなんですか。 本当はこの大きさなんですね」
すると、おじさんは、 さらにこう言った。
「今の人は、認識が間違ってるな、 小さいのがプードルだと思ってる。 違うんだな。 小さなプードルは、人間の手で どんどん小さくされたんだ。 今時は、小さな犬が人気だから、 どんどん小さくされる。 そして、自分の力だけでは、 生きていけなくなったんだ、 かわいそうなんだよ」
そう語りつつ、 一匹のプードルをやさしく ポンポンとした。
私は、認識が間違っていると言われ、 おじさんの話に圧倒されつつも、 大きく頷き、その本物の大きさのプードルを見た。
そして、おじさんの許可を得て、 なでなでしようと思い近づいたら、
あの〜 怖い顔で、 近寄れないんですけど…
犬好きなので普段は、近寄れるのだけど、 このプードルたちには、近寄れない感じだった。
こんなときには、無理に近づくと よくないので、なでなでするのをやめて、 この犬たちから離れ、思わず、 こうつぶやいた。
「なんかオーラみたいのがあって、 近寄れない雰囲気だわ〜」
すると、おじさんそれを聞いて、 にやりとしてこう言った。
「今の話を聞いて、怒ったな。 小っちゃいのといっしょに するなってな。 こんなときは、 近寄らない方がいいな」
私も、そうかもしれないと思った。 そんな感じだったから。
そこで、おじさんにお礼をいって、 この2匹のプードルに
「大変失礼しました」
と声をかけて別れたのでした。 許してくれるかな、 あ、名前聞いておけばよかったなぁ、 なんて思いながら。
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