2010年05月27日(木) |
■「20年後のありがとう」のために」、「5年後の自分にありがとう」のために… |
今日は、先日紹介してもらって、 とても心に残ったメッセージの紹介です。
紹介してくだったのは、 「うれしく たのしく ありがたく」 金光教札幌南教会の西川さんです。 いつも、いろいろなことを教えていただきます。 (いつも、ありがとうございます、<(_ _)>) 今回も、このメッセージが書かれていたブログを 紹介していただき、読み… そして、本当に感動いたしました。 本当に、すばらしいなぁ…と思いました。
そこで、そのブログのやまむらさんに 許可をいただき、全文紹介することにいたしました。
このメッセージを紹介できること、 とても嬉しく光栄に思います。 それは、こんなメッセージです。
■「20年後のありがとう」のために」
母さんは子どもが生まれた時に 20年後にこんな人になって欲しいと 思って育てました。
20年後に 一人で立って歩いていける人、 すべてに感謝できる人、 すべてに幸せと感じて生きている人… です。
母さん自身は親の愛情を受けないで育ったので (祖父母の愛情は受けています。 母はいいお嫁さんでした。 母は母で私の真似のできない苦労をしています。) 子どもは絶対に幸せにしたいと思っていました。
幸せって、 これとこれとこれがあったら幸せって いうものではないと思います。
なんにもなくても 「ありがとう」って思える人は 幸せなんじゃないのかな?
転んでも立って歩いていける人に 育てればいいんじゃないのかなと 思いました。
小さい時は我慢をいっぱいさせたね。 強い心を育てるためです。
おんぶや抱っこはいっぱいしたよ。 愛情を育むためです。
小さいころからいっぱい歩かせたね。 足腰を鍛えるためです。 強い心を育てるためです。
絵本をいっぱい読んだね。 感受性を育てるためです。
手伝いをいっぱいさせたね。 強い心を育てるためです。
「ありがとう」をいっぱい言わせたね。 感謝の心を育てるためです。
「…さんのおかげだね」と 意識して言いました。 おかげさまの心を育てるためです。
おやつは手作り、 おかずは質素だけど、 手をぬいたことはなかったね。 愛情を伝えるためです。
ハレの日とケの日を大切にしてきたね。 感動の心を育てるためです。
知ってる人でもテレビに出る人でも 「この人嫌い」とは言わないように 気をつけたよ。 子どもは「好き=いい、嫌い=ワルイ」と 理解するからです。
子どもの前では大人の話は しないようにしたよ。 守らなければならない “子どもの世界”があるからです。
毎年、クリスマスにはサンタさんが プレゼントを届けてくれたね。 毎年、担任の先生に 内緒にしててねってお願いしたよ。 夢をもつ大人になって欲しかったからです。
親子劇場やコンサートに連れて行ったね。 本物に触れることが大事だからです。
人の批判やウワサ、ワルクチは しないように気をつけたよ。 言った人も聞いた人も魂がヨゴレるからです。
いっぱい、誉めて育てたね。 自信を持つようになるためです。
お客様をたくさん迎えたね。 たくさんの人生観を学ぶためです。
子ども同士を比べて育てることはしなかったね。 それぞれが素晴らしい人間だからです。
きりがないけど、 そうやって小さいことを 大切に大切にしてきました。
そうして20年経ったら (実際にはもう少し前から)、 3人の子どもが 「こんなふうに育ててくれてありがとう」 と言ってくれるようになりました。
「生まれてきてよかった。 生んでくれてありがとう。 育ててくれてありがとう。」 そんな言葉をたくさんいただきました。
「生まれてきてよかった!」 そう思える子どもを持つことほど 親にとって幸せなことはありません。 親はそれだけで十分幸せです。
飴を欲しがる子どもに飴を与えて 「ありがとう」と言われていては、 「20年後のありがとう」は なかったと思います。
「20年後のありがとう」のためには、 親はいっぱいの我慢と努力がいるのです。
3人の子どもたちも 「20年後のありがとう」のための 子育てをしてくれると信じています。
勇ちゃん、陽ちゃん、俊ちゃんに 出会えて父さんも母さんも幸せです。
そして、母にも感謝しています。 母がいなかったら、母さんの思いもなく、 3人の幸せもなかったかもしれません。
みんなに心からありがとう! 今日は母の日です。
〈ここまで〉
このメッセージは、今年の「母の日」に やまむらさんのおかあさまがメールで 3人の息子たちに、送ってきたものだそうです。
このおかあさまのメッセージは、 大きな反響をよび、多くの方の心に、 伝わっていっているようです。
その後、おかあさまに、そのことを伝えると、 おかあさまは、
「(子育てや今回のメールについて) 本当に、ただ普通のことを しただけなんやけどね・・・。 昔の子どものように育てたかったんよね。 昔はサンタさんはいなかったにしても、 母さんの子育てみたいなのは 普通にあったと思うよ。」 (今回のこと) 「別にね、 人に知ってもらわんでええんやけどね・・・。 でもね、そうやって何かに気づいてもらえる人が おったら、うれしいよね。
あのメールは推敲も何もせず、 ただ思いついたことを書いただけやから。 書きたいことは山ほどあるけどね・・・
とにかく、子どもに接する時の 『言葉』をすごく大事にしたよ。 子どもに見せたらいけないもの、 聞かせたらいけない言葉・・・ もういっぱいあるんやから・・・。」
と、電話で言っていたそうです。 このメッセージを送ってくれたおかあさまは、 やまむらさんがおっしゃるには、
「ちょっと変わった母親で、 人の前に出ることなどを避け (得意でなく)、 目立たず謙虚にひっそりと 暮らしている人です」
というような方だそうです。 そして、このような、おかあさまに 育てられたやまむらさんは、現在、 健康運動指導士&パーソナルトレーナーを 下関でされています。そして、
「長州人の誇りを胸に 「維新のまち下関から発信! “幸せな心と身体の健康づくり” 」 をモットーに活動中」
ということです。 このやまむらさんのブログは、こちらになります。 ■「ゆうすけのしあわせ日記〜4児のパパの奮闘記〜」 また、このメッセージが書かれた日は、こちらです。 ■「「20年後のありがとう」の ために」
私自身は、残念ながら子育てをしたことがないので、 子育てについて何かを言える立場にありません。 けれども、このメッセージを読み、
「20年後のことを考えて 子育てをしてきた」
というおかあさまの決意、思い、行動に、 大変心動かされ、心にしみました。 そして、これは、子育てだけではなく、 今の自分にも当てはまると思ったのです。
「20年後のことまでは 考えられないにしても、5年後、 自分がどうありたいかを考えて、 それを基準として、 生き方を選んでいこう。 5年後に「自分にありがとう」 というためにも…」と。
やまむらさん、そしておかあさま、 心にしみるメッセージ…ありがとうございます。 このメッセージを紹介できて、とても光栄です。 このたびは、ありがとうございました。
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