2009年11月30日(月) |
小さな疑問から、いろんなことがわかったお話 |
昨日からの続きになります。
靖国神社で、灯籠についている 「キケン」を見つけ、なんとなく、 気になっていたら、前の方に、 お掃除をしているおじさんを見つけた。
そこで、私は、このおじさんなら、 何かを知っているかもしれないと思い、 大急ぎでおじさんの側に行き声をかけた。
「あの〜 あの灯籠はキケンなんですか? そう書いてありますけど…」 「うん、 いまいまのキケンじゃないけど、 古いものだからね〜 もう80〜90年くらい前に 奉納されたものだからね」 「ああ、古いんだ。 もろくなっているってことですね?」
「この灯籠は、基礎部分が、 土に埋まっているらしいけど、 あとは、重い石が、 乗っかっているだけだからね、 何かの衝撃があれば倒れるね」
「倒れやすいのですね?」 「うん、関東大震災の時には、 かなり倒れたってことだから、 地震のときは、かなりキケンだね」 「地震のときに、ここにいては いけませんね〜」 「そうだな〜 逃げなきゃだね でも、毎日いるからね」
おじさんは、掃除の手を止めて、 にこやかに、こう教えてくれた。 私は、おじさんに 教えてもらったお礼を言い、 灯籠の側をそそくさと離れて、 ウォーキングに戻った。
ああ、今、 地震がこなくて、 よかった〜 そして、 おじさん、 気をつけてね、灯籠に、 ぶつかったりしないようにね、 なんて思いつつ。
さて、その帰り道、偶然にも、 近所の石屋さんで、 この灯籠とよく似た灯籠を見つけた。 私と同じくらいの背丈(160センチ) くらいのものだった。
「あっ、 あの灯籠と似てる」
なんて、思い、 石屋さんのおじさんがいたので、 またまた声をかけてみた。
「あの〜この灯籠の形、 靖国神社の灯籠と似てますね」 「ああ、これは、神社仏閣などで よく使われる形で“春日”って いうんだよ。 とてもバランスのとれた灯籠なんだよ」 「バランスがいい春日ですか… で、この灯籠は、おいくらくらい なんですか?」
「これ?これは、 78000円。 運賃と設置は別ね。 場所によるからね」 「もしこれが、 2メートル50センチくらいのものだと、 おいくらくらいになるんですか?」 (靖国神社の灯籠がそのくらいだったから)
「それだと、8尺か9尺だから、 だいたい、14万〜16万ってとこだな。 ただ、運賃が高くなるし、 設置も高くなるので、20〜25万は 見た方がいいかな。 基礎もしっかりとコンクリートで 固めないといけないし、 クレーン車も必要だからね」
ということで、灯籠のお値段や 設置について知ることができたのだった。 また、こんなことも。
「地震のときは大丈夫なんですか?」 「今は、シリコンのいい接着剤があるの。 それでがっちりと止めれば、大丈夫だし、 もし、心配なら、芯を入れることもできるよ。 それは、おまけでそうしてあげるよ」
なんてことも分かったし、それに、 おまけに芯もつけてもらえるのだった。 私は、今は灯籠はいらないことを告げて、 教えてもらったお礼を言い、 ウォーキングに戻ったのだった。
今日は、 灯籠の「キケン」から、 いろんなことが知れたね、 聞いてみるものだね〜
なんて満足しながら。 ということで、いろいろなことを 知ることができたのでした。
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