まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2009年10月26日(月) 秋の日の…父と子模様

さて、今日も、気持ちがいい秋の
ウォーキングの最中に出会った、
こんな親子のお話です。



いつもの通り、元気に歩いていると、
こんな光景に出会った。








おとうさんと小さな息子が前にいた。
以前、親子の争いに出会ったことがあり、
(詳細は「怒鳴る父、うなだれる息子」
この親子が何をしているのか気になった。
そこで、急ぎ足で、
この親子に近づいた。



親子は、こんな感じで、
なにやら話している感じだった。









「何をしているんだろうね?
 でも、争いではないね、
 何かしているね〜」




近づいてみると、
こんなことをしていたのでした!









そう、
スケートボードをおとうさんが、
小さな息子に、まさに手取り足取り、
一生懸命教えていただった。





「ほら、もう一回
 やってみよ」
「うんうん」




なんて、小さな息子は
頷いてがんばっていた。
ほら、こんな感じ。








ここは、割と大きなマンションの
駐車場の入り口で、ゆるやかな傾斜がつき、
その傾斜を利用して、教えていたのだ。

私は、あまりに小さなぼうやが
かわいかったので、
おとうさんに思わず声をかけた。



「こんにちは。
 ボード、教えているんですね、
 いいですね〜」
「ええ、息子が私のボードを見つけて、
 とても興味を持って、やりたい、
 っていうものですから、
 初めてやってみたところです。
 まだ、ちょっと怖がってますね」

「でも、きっとすぐに覚えますね」
「はい、そうは思うんですが、
 でも、私の方が…
 どう教えていいのかわからない状態で…
 これでいいかのかなぁなんて、
 今まで教えるなんてあまりなくて…
 基礎はどうやるんだろう、なんてね」




ということで、おとうさん、
ややとまどいながら教えていたのだった。



「ちょっと離れたところに、
 教えてくれる教室があるんですけど、
 まだ、そこに入れるには早いようで。
 この子はまだ3歳で、その教室は、
 5歳からなんですよ。
 やっぱり基礎が大事ですからね」
「ああ、そうですね、
 基礎は、大事かもしれませんね。
 でも、まだ始めたばかりだし、
 今は、おとうさんから教えてもらうことが、
 嬉しいのじゃないかしら。
 すごく楽しそうだし…
 楽しい?」




と、私は、
この3歳のぼうやに話しかけた。
すると、このぼうやは、
はにかんで、おとうさんの
足に顔をうずめてしまった。
そして、うずめたまま、



コクンコクンと
頷いていたのだった。




それを見て、おとうさんは、
こう言った。




「そっか、楽しいか〜
 じゃ、楽しいからいいかっ、
 もっとやる?」
コクン、コクン





それを見て、私は、
今は教室の正しい教えや基礎より、
おとうさんのふれあいや、
おとうさんといっしょが、
大事だと思ったのだった。

そして、この親子は、
顔を見て笑い合い、
再び、スケートボードの
練習を始めたのだった。








私は、お礼とさよならを言って、
この場を離れた。
おとうさんと、楽しい時間を
うんといっぱい過ごすんだよ、
なんて心で思いつつ…

今日は、秋の日に出会った親子の
お話でした。





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