2009年02月19日(木) |
いろいろな疑問が解けてきた、でもその先には… |
さて、昨日からの続きになります。 いろいろな疑問がわいていきたし、 鳥たちの騒ぎが、本当にすごかったので、 自治体に聞いて、こんな場合はどうするのか、 聞いてみたくなり、いつものように 区役所の環境科に電話して聞いてみることにした。 すると、
「ああ、そうなんですか、 なるほど…」 と、現実を知れたり、 「へぇ、そうだったんですか」 と、驚いたり、 「そっかぁ… それもそうだ」 と、納得したりするような、 話を聞けたのだった。
まず、簡単に今の状態を話し、 最初に、こう聞いてみた。
「あの鳥は、何でしょうね?」 「見てみないと、はっきりとは 断定できませんが、おそらく、 ヒヨドリ、ムクドリ、スズメの どれかではないかと思います」
「それぞれの鳥たちの習性は、 違うんですか?」 「微妙に違いますが、一カ所に集まり、 大騒ぎはしますね、この鳥たちは」
この鳥たちの正体ははっきりと つかめなかったが、この3種類のうちの ひとつであるだろうということだった。 そこで、気になる鳥ウィルスについて 今度は聞いてみた。
「今、話題になっている 鳥ウィルスについての 心配はないんですか?」 「今、心配されている鳥ウィルスは、 主に水鳥、たとえば、鴨とか、白鳥など ですから、心配はないと思います。 ただ、糞には、やっぱりばい菌が ついていますから、糞の始末は しておかないと、環境悪化になります」
ひとまず、鳥ウィルスの心配はなさそうだった。 ただ、鳥の死がいなどを、多く見かける場合は、 注意を要するようだ。 素手でさわらないようにと言われた。 さらに、鳥対策を聞いてみると、
「この木の所有者、土地の問題もあるので、 区として何かできるかどうかは、 調べてみないと何ともいえませんが、 木にネットをかぶせるという方法が、 この場合にはいいように思えますね。 その他には、電気ショックや 剣山のようなピンを取り付けるなども ありますが、木だとネットですね」
ということで、 やり方はいろいろあるが、 木だと、ネットを かぶせる方法が いちばんいい、 と言うことだった。
そして、木にネットを かぶせる方法についての 疑問をさらに聞いてみた。
「ちゃんと、鳥たちは 来なくなるのですか? ネットは幾日くらい かぶせて置くのですか?」
すると、 意外な答えが返ってきた。
「そうですね、2ヶ月とかもあれば… 鳥たちは、ネットをされると、 休めなくなってこなくなります。 そうしたら、ネットをとっても 大丈夫ですね。 うーん、ただ……」
と、担当者は口ごもり、 こんな話をしてくれたのだ。
「鳥たちは、すぐに忘れるらしいんです。 何ヶ月間は、あそこの木はダメだと 覚えているらしいのですが… 何ヶ月かすると、すっかり忘れて、 また戻って来てしまいます… そんなことが多いです」
「じゃ、ネットははずせない、 ってことですね?」
「でも、木にはよくないので 何ヶ月でとらないと。 戻ってこない場合もありますが、 都心の場合は、鳥たちの居場所が 限られているので、おそらく 戻ってくると思います。 もしかしたら、その木も、 一度くらいは対策をしているのでは ないでしょうか、うるさいとすれば…」
「この鳥たちは、もしかしたら、 戻ってきてるかもしれないのですね」 「ええ、その場所のことを調べてみないと ハッキリはいえませんが、 その可能性はありますね」
鳥たちは、忘れっぽいらしい… だから、戻って来た可能性も大いにある、 ということだった。 話を聞いているうちに興味を持ち、 さらにいろいろと聞くうちに、 ついに、
「なんてうるさいの。 こんな住宅地の真ん中で いい迷惑だね」
なんて思っていた気持ちが吹っ飛び、 鳥たちへの見方が180度、 全然変わってしまったのでした。 やっぱり聞いてみるものですね。
この話の続きは、お休みをはさんで、 書きますね。
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