2009年01月14日(水) |
この「あ な」は危険らしい… |
このところ、寒い日が続いているので、 ウォーキングも厚着になりがちで、 背を丸めて歩きがちになるので、意識して、 背筋を伸して、しゃきしゃきと 歩くようにしている。
また、交差点で信号を待つときは、 腕をぐるぐるまわしたり、 足首をぐるぐるまわしたり、 首をぐるぐるとまわしたり、 冬の運動不足を補うために、 人目もはばからず、 運動するようにもしている。 こまめに体を動かさないとね、 なんて言いながら、せっせと。
さて、今日は、 そんな寒い日の ウォーキングで見つけた、 お知らせ看板の話だ。
ちょっと目を離すと、 この新宿区などは、どんどん、 街の姿が変わっていく。 大きなビルが取り壊されていたり、 逆に、大きなビルが建っていたり。
下の写真の道路は、 現在、道路拡張工事中だ。 なので、道路沿いにあったビルや家が がしがしと取り壊しされている。 (写真左側の金網があるあたりは、 取り崩されたビルのあと) 近々、その先に見えるビルも 取り壊しされることになっている。
この狭い道路が、何年後かには、 広い道になるらしい。
「へぇ〜 いよいよ、このあたりも 取り壊しが進んできたね。 あの美容室があったビルも ついになくなったんだね〜」
なんて、きょろきょろしながら、 この道を歩いていたら、 金網のところに、お知らせ看板が 貼り付けてあるのを見つけた。
何か書いてあるね、 なにかしら? (お知らせ看板は、かならず チェックすることにしている)
と近づいてみたら、 こんなお知らせ看板だった。
あ な か あ り ま す
の、お知らせ看板だった。 どうやら、この金網の内側には、 大きな穴があいているらしい。
どれどれ、どんな 「あ な」かな? なんて思い、 金網の外から内側をのぞいてみると… 確かに、大きなでこぼこが見えた。
「ホントだ、 大きなあなぼこがあるね。 何の穴かしらね? でも、この金網をよじ登って、 この中に入る人がいるのかしらね」
なんて金網の中をのぞいていたら、 私の姿をあやしいと思ったのだろうか、 警備のおじさんが見回りにやってきた。 そして、金網をのぞいている私に、 こう話しかけてきた。
「何かありますか?」 「あ、いえ… この金網から入る人がいるのかなと 思って…ほら、 こんな看板ついているし」
と、私はこの「あ な」 看板を指さした。 すると、警備のおじさんは こう教えてくれた。
「まだ入った人はいるとは 聞いてないけどね。 一応、予防のためだね。 ここにあったビルを解体して、 まだ、地下を全部壊しきってなくて、 埋め戻しもしてないので、深さのある 大きな穴があいているんだよ。 落ちたら危ないからね」 「ああ、なるほど、それは、 落ちたら危ないですね」
などと、私もまじめくさって大きく頷いた。 この金網のなかの 「あ な」は、 相当危険なようだった。
しかし、この看板のおかげで、 まだ、この金網の中に入った人がいないことがわかった。 この看板は、役立っているようだ。 よかった、よかった。
この看板が役立っていることを確認し、 「あ な」がなぜ、危険かも わかったので、私は満足し、 この警備のおじさんに教えてもらったお礼を言い、 この場所を離れた。
なんとなく… 「あ な」 というところが気になるから、 人目を引くのかもしれない… それが、注意喚起になっているのかも… なんて、思いながら。
というわけで、この看板は、 大いに役立っていたのでした。
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