2008年12月11日(木) |
紅葉で人気の「小石川後楽園」に行ってきた |
ちょっと前のとても天気もよく気持ちのいい日に、 友人から誘われて、「小石川後楽園(庭園)」の 紅葉を見に行ってきた。
我が家からほど近いところにあるのに、 うかつにも、私は、一度も行ったことがなかったのだ。 というより、存在そのものを知らなかった… 何度か、ウォーキングで、 「小石川後楽園」の前も通っているのに。 気がつかないとはね。
街角の小さなことにはめざといのだが、 街角の大きなことには気づきにくい私だ。
と、そんな反省はさておき、 友人とランチをすることになり、 友人が、
「新聞の紅葉特集で、 今が見頃と言っていたよ」
とその新聞の切り抜きを持ってきたので、 それでは行ってみようと いうことになったのだった。
そこで、神楽坂でランチを食べたあと、 てくてくと15分ほど歩き、 「小石川後楽園」に行った。
「小石川後楽園」は、HPによると、 「江戸時代初期、寛永6年(1629年)に 水戸徳川家の祖である頼房が、 江戸の中屋敷の庭として造ったもので、 二代藩主の光圀の代に完成した庭園」
ということだった。 水戸黄門さまが完成させた庭園で、
「明の儒学者である 朱舜水の意見をとり入れ、 中国の教え 「天下の憂いに先だって憂い、 天下の楽しみに後れて楽しむ」 から「後楽園」と名づけられました」
ということだった。なんと、 「天下の楽しみに後れて楽しむ」から 後楽園だったと始めて知った。
「なるほどね、さすが、 黄門さまだね〜」
などと、思ったのだった。 さて、その「小石川後楽園」だが、 新聞やTVで取り上げられていることもあって 入り口には、大型バスや、観光客が あふれていて、人気スポットだったんだな、 と、あらためて実感した。
ここが入り口だ。 どんどん人が入っていた。 入場料は、大人300円。
入ると、すぐに、こんなふうに、 東京ドームの屋根がどーんと見える。
この屋根を美しいというか、 邪魔とみるかは意見のわかれるところらしい。 私はたちは、邪魔と見る派で、
「なんだかね、 この風景に合わないね、 なくていいわね…」
などと話し合った。 しかし、都心の真ん中にある公園なので、 どこを見渡しても、大きなビルが見えていた。
紅葉はちょうど見頃で、 いい感じに色づいていた。
この庭園の見所の中国式につくられた橋 (大堰川 (おおいがわ))なども見た。
もちろん、いちばん人気の 水に映る姿が満月に見えるので、 「円月橋」と名付けられた橋などもみた。
横から見ると、こんな。 通れなくなっている。
天気がよかったので、この庭園を ゆっくりと回りながら、私たちは、
「黄門さまは、この庭園を散歩しながら、 天下のこと考えたのかしらね。 どんなときに印籠を出そうか、とかね。 それと、ときどき、 印籠を取り出す練習なんかも したかもね、どうやったら、 かっこよく出せるかなんて…ね」
などと、かなり無責任なことを あれこれと話し合ったりした。
ゆっくりと回って、ベンチでひと休みして、 ふと、空を見上げると、 秋の空がとても美しかった。
「ああ… 空が高いね… 澄んでいるねぇ… きれいだね〜」
すがすがしい秋(もう冬だけど)の日の 気持ちよさを心から感じたのだった。
というわけで、「小石川後楽園」の紹介でした。 ただ、新宿御苑の方が私としてはおすすめかな。
都内には、まだまだ私の知らない庭園が ありそうなので、時間を見つけて回ってみたいと 思いました。 行ったら、またご報告します。
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